ニュース 2023.09.11. 09:40

侍ジャパン大学代表の慶大・宮崎恭輔が1試合2本塁打で2戦3発の大暴れ!「夏の練習の成果が出た」

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慶大・宮崎恭輔捕手[写真=灰原万由]
【東京六大学野球・秋季リーグ戦】
○ 慶大 11 - 7 立大 ●
(10日・神宮)

 慶大が両軍計28安打の壮絶な打撃戦を制し、開幕節で勝ち点1を手にした。陸の王者が誇る扇の要・宮崎恭輔捕手(4年・國學院久我山)は1試合2本塁打を放ち、2安打4打点の活躍。2試合連続で神宮にアーチをかけ、勝利に大きく貢献した。

 重い雰囲気を、宮崎の強烈な当たりが切り裂いた。1点を追う6回一死一塁。1ボールからの2球目、「甘い球が来たら積極的にいこう」と134キロ直球を見逃さなかった。打球高い放物線を描いて左翼ポールを直撃。2試合連続となる逆転2ランで試合をひっくり返し、突破口をこじ開けた。

 さらに2点リードの9回二死三塁では、前日本塁打を放っている池田のやや真ん中低め144キロ直球を左翼スタンドまで運んだ。勝利を手繰り寄せる一打を放ち、「とにかく1点を取ろうと。がむしゃらに振っていった結果が最高の結果につながった」とトドメを刺した。

 日々の努力が、早くも実を結んでいる。大学野球ラストシーズンを迎えるにあたり、「最後のシーズン、逆方向に強い打球を打つという基本的なことが大事だなと。夏場の間は基本に立ち返って強く振ること、逆方向に強い打球を打つことを意識してやってきた」。すると開幕戦で決勝弾、2戦目でも2本塁打4打点と持ち前の打棒を発揮。「夏の練習の成果が出たのかなと、すごく嬉しかったです」と胸を張った。
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