山﨑が初完投するも打線が沈黙
巨人が阪神に零封負けを喫し、優勝の可能性が完全に消滅した。
先発した山﨑伊織は2回一死から連打を許すと、一死一・三塁から木浪聖也に右犠飛を浴びて先取点を献上。しかし、許した得点はこの1点のみ。その後は8回まで無安打投球でスコアボードに「0」を並べ続けたが、打線は二塁すら踏めず2安打と沈黙。打線の援護に恵まれず、自身初の二桁勝利はお預けとなった。
12日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説として出演した斎藤雅樹氏は山﨑のピッチングについて「初完投ですからね。今まで大体6回とか7回までだったんですけどね。今日はさすがに原監督も『お前に任せた』というところだと思いますし、本人も8回を投げ切れて自信になったと思いますね」と評価。
二桁勝利を前に足踏みが4回続いていることには「今日のピッチングをしておけば、もう10勝はできますよ。目の前にきてますから。この次また頑張ってほしいですね」と太鼓判を押した。
またMCを務めた谷繁元信氏は山﨑を援護できなかった巨人打線について「ここにきて岡本がちょっと状態悪いんですよ。優勝はなくなりましたが、巨人はまだクライマックスの可能性あるじゃないですか。だからこれは打線がやっぱり点数を取っていかないと」とCS争いに向けて奮起を促した。
巨人と3位DeNAとのゲーム差は「1.5」。直接対決は4試合残っているだけに逆転CS進出に向けて打線の復調がカギとなる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』