● オリオールズ 2 － 5 カージナルス ○
＜現地時間9月12日　オリオール・パーク＞

　今季限りでの引退を表明しているカージナルスのアダム・ウェインライト投手（42）が12日（日本時間13日）、敵地でのオリオールズ戦に先発登板。毎回走者を背負うも5回7安打2失点と粘り、メジャー通算199勝目となる今季4勝目（11敗）を挙げた。

　3勝目を挙げた6月17日（同18日）のメッツ戦を最後に、自身10連敗中と苦しむベテラン右腕。この日は序盤から味方打線が得点を重ね、マウンド上では走者を背負いながらも要所を締め4回までゼロを並べた。3点リードの5回は2点を返され、なおも二死二、三塁のピンチだったが、最後は7番・フレージャーをカーブで三振斬り。何とか1点リードを死守し勝利投手の権利を得た。

　カージナルスは6回から継投に入り救援4投手が無失点リレー。5回2失点のウェインライトは約3ヵ月ぶりの白星を手にし、通算200勝へ王手をかけた。

「1番・右翼」で先発出場したヌートバーは、2点リードで迎えた7回の第4打席に貴重な適時打を放った。二死二塁で救援左腕のペレスと対戦し、フルカウント後のシンカーを右前へ。この日は5打数1安打1打点で打率は.274、OPSは.820となった。