2023.09.15 18:00 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 1 | 終了 | 3 | 横浜DeNAベイスターズ |
神宮 |
ソト、宮﨑に本塁打を許した共通の敗因とは…?
ヤクルトは15日、本拠地でのDeNA戦に1-3で敗戦。先発のエルビン・ロドリゲスが6回2失点の力投を見せるも打線が散発5安打に抑え込まれ、前のカードから続いて連敗を喫した。
先発ロドリゲスを見殺しにしたヤクルトだったが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した球団OBの大矢明彦氏は「ホームラン打たれちゃいけないとは言わないですけど、打たれ方にもう少し工夫が欲しかった」とスタメンマスクを被った内山壮真のリードに苦言を呈した。
まずは同点で迎えた5回にネフタリ・ソトに直球で勝ち越し本塁打を浴びた場面について、「もう完璧に変化球が外れてるんですね。でスリーボールになって、バッターからすると“これは絶対真っすぐ来るな”と一本勝負できるようになった」と分析。
初球と2球目に投じた変化球、さらにカウントを整えに行った3球目の直球も外れた事で対戦相手から配球の予測が容易になってしまったと投手の反省点を挙げつつも、「この辺のソトの状態をもう少し考えてたら、曲げてみるとかね。そういうことを考えて欲しかった」と試合前の時点で2戦連発と好調だった相手に無理に勝負に行く必要は無かったと振り返った。
続けて1点ビハインドの9回二死走者無しの場面で宮﨑敏郎にフルカウントからからダメ押し弾を打たれた場面についても「フルカウントになってから1つフォークボールをファールにしてるんだよ。で、もう1球同じフォークでストライクを取りに行って(打たれた)」と言及。
ここでも「恐らく100パーセント振ってくると思って良かったし、だから“ボールでいいよ”ってやってたらもう少し結果は違っていたのかな」と改善点を語り、走者の有無や点差、そして対戦打者の力量を鑑みた上で勝負に行く時を見定めるべきと古巣の後輩にアドバイスを送った。
高卒3年目の内山はここまで自己最多の87試合に出場し、打撃成績の主要各部門で前年度の成績を上回っている他、失策もここまで0に抑えているなど攻守で奮闘していたものの、リードの未熟さを課題として残していると解説陣は振り返った。
絶対的レギュラーの中村悠平の背中に追いつき、そしていつか追い越す日の為にも、こうした課題を克服した内山の姿を今後も楽しみに待ちたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』