2023.09.16 14:00 | ||||
広島東洋カープ | 3 | 終了 | 9 | 阪神タイガース |
マツダスタジアム |
坂口氏も「バッターからすると非常に厄介」
阪神は16日、敵地での広島戦に9-3で快勝。5番の佐藤輝明が4安打3打点と躍動すれば、6番のシェルドン・ノイジーも2本塁打で5打点の大暴れ。打ちも打ったり16安打の猛攻で2位・広島を圧倒した。
大量援護にも守られ、先発・大竹耕太郎は5回まで散発の3安打で無失点の好投。この日は83球で降板となったが、後を受けたリリーフ陣がリードを守り切って今季11勝目をゲット。
これで今季の対広島戦は7戦して6勝負けなし、防御率0.57という驚異的な成績に。「対広島戦の6連勝」は、1973年シーズンに「7連勝」した伝説の投手・江夏豊氏以来で実に50年ぶりのことだという。
16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した館山昌平氏は、大竹について「左バッターを抑えるのが上手ですよね」とコメント。
その要因としては「いろいろなボールを持っていて、ストレートだけでなくチェンジアップもインサイドにしっかりと投げ込むことができる。それによって左投手に窮屈な打撃をさせている」と語り、対左打者への投球の巧みさを快進撃のポイントに挙げた。
同じく番組に出演した坂口智隆氏も、「スイングを仕掛けられるコースで勝負ができる投手」と相手が手を出したくなるコースで打ち気を誘いながら微妙に“外す”ことができる点を強みに挙げ、「バッターからすると非常に厄介」と賛辞を述べている。
現役ドラフトでの移籍を機に大ブレイクを果たした28歳の左腕。“アレ”の向こう側にある次なる目標に向けて、今後も活躍に期待がかかる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』