ニュース 2023.09.17. 06:00

法大・篠木健太郎、火傷を負うアクシデントも「言い訳にしたくなかった」8回1失点で通算8勝目マーク

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【東京六大学野球・秋季リーグ戦】
○ 法大 3 - 1 立大 ●
(16日・神宮)

 今春2位の法大は立大に逆転勝利を収め、開幕白星発進。157キロ右腕・篠木健太郎投手は8回1失点の好投で、リーグ通算8勝目を挙げた。

 ピンチでギアを上げた。1点リードの8回、一死から2つの四死球を与えて一・二塁と得点圏に走者を進めた。指揮官からは交代を打診されたが、「最後自分の気持ちを見せたいと思った」。4番・鈴木唯、代打・平野を変化球で2者連続空振り三振に打ち取ると、ガッツポーズで感情を爆発させた。

 逆境をはねのけた。1点ビハインドの5回無死二塁。9番・池田のバントが小飛球となり、頭から飛び込んでダイビングキャッチ。滑り込んだ際に、人工芝との間で摩擦熱が起こり、右の手のひらに火傷を負った。一度ベンチへ下がり、治療を経て続投。完治してはいなかったが、「マウンドに立っている以上は弱みを見せたくなかった。言い訳にしたくなかったんで、マウンドを守りたい気持ちだけで投げました」。その後も毎回走者を背負うも、得点は与えず。「取りたいときに取りたいボールでストライクを取り切れなかった」と5四死球を反省したが、開幕投手として堂々のピッチングを見せた。
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