8月下旬に右肘痛め打者専念、そのあと右脇腹痛める
エンゼルスは16日(日本時間17日)、右脇腹を痛めている大谷翔平選手(29)が負傷者リスト(IL)に入り、今季終了することを発表した。
大谷は8月23日(同24日)のレッズ戦に先発登板するも2回途中で降板。その後の検査で右肘靭帯損傷が発覚し、残り試合は投手として出場しないことを発表した。その後は打者に専念したが、9月4日(同5日)の試合前に右脇腹を負傷。当初はIL入りせず様子を見ながら復帰時期を探っていたが、前日まで11試合連続で欠場していた。
IL入りに合わせ会見を行ったミナシアンGMは「右肘は手術を含めた医療措置を可能な限り早く受ける」と、大谷が2度目の手術に踏み切る可能性を示唆した。
今年の大谷は、3月に開催されたWBCから参戦し侍ジャパンの世界一奪還に貢献。エンゼルスのレギュラーシーズンでも開幕投手を務めるなど序盤からフル稼働し、投手としては右肘を痛め8月下旬に離脱するまで、すべて先発で23試合(計132イニング)に登板し、10勝5敗、167奪三振、防御率3.14をマークした。
打者としてはすでにシーズン規定打席はクリアしており、135試合の出場で打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁、OPS1.066の好成績。44本塁打は現時点でリーグ2位に9本差をつけており、アジア人初の本塁打王獲得は濃厚だ。