● エンゼルス 4 － 5 タイガース ○
＜現地時間9月16日　エンゼル・スタジアム＞

　エンゼルスは4連敗で今季ワーストを更新する借金13。試合前には右脇腹を痛めている大谷翔平選手（29）が15日間の負傷者リスト（IL）に入り、今季の残り試合には出場しないことが発表された。

　大谷は4日（同5日）の試合前に右脇腹を負傷。その日から前日15日（同16日）のタイガース戦まで11試合連続で欠場し、この間はベンチに姿を見せることもなかった。しかしこの日は、2回からベンチに現れサンドバルやモニアクら同僚と談笑。今季限りでの引退を表明しているタイガースのカブレラにベンチからあいさつする姿も見られた。

　3回に新人のシャヌエルがメジャー初アーチを放つと、チームメイトはベンチで出迎えず完全無視する“サイレントトリートメント”を実施。大谷も笑いをこらえながら恒例儀式に加わり、沈黙後にハイタッチして祝福した。

　3点を追う9回は5番・ウォルシュの3号2ラン、7番・フィリップスの3号ソロで追いつくと、ベンチの大谷は拳を突き上げ笑顔。しかし、エンゼルスは粘り及ばず延長戦の末に敗れ、この結果、ポストシーズン（PS）進出の可能性が完全に消滅した。