本拠地CS開催へ諦めない!
DeNAがリーグ優勝を決めた阪神に1-0僅差のゲームをモノにし、本拠地CS開催へ諦めない姿勢を示した。
DeNA先発の濱口遥大は6回を被安打3ながら与四球4、阪神先発の村上頌樹は被安打5ながら無四球とお互い持ち味を発揮しながらスコアレスと緊迫した内容。その後も先発が降板したあとも両軍のブルペン陣が踏ん張り続けたゲームは9回、この回からマウンドへ上がったコルテン・ブルワーから、代打の大田泰示が初球の150キロのカットボールを捉え、遂に均衡を破る一発で勝負を決めた。
お立ち台に上った大田は「自分自身でもびっくりしてるんですけど、最高の結果になってくれてよかったです。思い切って行くことしかできないんで僕は。思い切って行った結果が最高の結果になってくれてよかったです」と第一声。「阪神の優勝決まってしまいましたけど、僕たちの戦いまだ続いてますし、最後の最後まで上の順位を目指して横浜でCS開催できるように僕たち頑張っていくしかないんで、もう一回ここ踏ん張りどころなんで、踏ん張ってまた頑張りたいと思います」と決意表明した。
17日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた岩本勉氏は「クライマックスシリーズ考えたらめちゃくちゃ大きな1勝だと思います」と敵地での勝利を評価。
同じく解説者として出演した笘篠賢治氏は大田泰示の決勝弾に「この時期になってゲーム数が少なくなってきてくると、(CS争いの)対象チームのカープやジャイアンツの結果もわかってくるじゃないですか。特に上にいる広島がリードしているとなったら余計負けられない中での1本。ベンチは大喜びですよね」と価値の大きさにも言及した。
また上茶谷大河、ウェンデルケン、森原康平とパーフェクトリリーフを披露した3人に対し平松政次氏は「上茶谷はずっとよく、ウェンデルケンは力があるというところで、森原もなんで点を取られるのかなと言うくらいいいんですよ。だからこのままの調子で行けば、確実に勝てるのではないかというようなピッチングをしていますよね」と山﨑康晃を抹消しながらも快投を見せたリリーバーに最敬礼した。
投打噛み合い王者阪神に勝利したDeNA。広島との3ゲーム差を引っくり返すためにも、この勢いをキープしたいところだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』