ロッテの小島和哉は8月以降、6試合・41回を投げ、3勝1敗、防御率1.76、8月6日の楽天戦から6試合連続でクオリティスタート(6回以上3自責点以内)を達成。今、ロッテ先発陣の中で一番安定している投手だ。
小島は前回登板の12日の楽天戦、3回と6回に失点してしまったが、2回、5回は先頭打者を出しながらもスコアボードに0。1-0の3回は島内宏明に同点打を浴びたが、続く浅村栄斗を三併。1-1の5回は先頭の小郷裕哉に四球で出塁を許したが、続く太田光のバントをピッチャーの小島が素早く処理し二塁で封殺、小深田大翔を二ゴロ、村林一輝を遊ゴロで、無失点で切り抜けた。走者を出しながらも6回6安打3失点と先発としての最低限の役割を果たした。ただ本人は「話にならないですね。一番やっては行けないようなピッチングをしたので、はい。反省しています」と悔しがった。
19日のオリックス戦に先発する。オリックスは優勝マジックを「4」とし、リーグ三連覇が目前。この連戦で胴上げを阻止する投球に期待がかかる。小島は球団を通じて「ビジター6連戦で移動も続き、シーズンも終盤戦にきて皆さんの疲れも溜まってきていると思うので、1イニングでも1人でも多く投げられるように頑張ります!」と意気込んだ。
ここ最近の小島はとにかく右打者をしっかりと抑え込んでいる。
9月5日のソフトバンク戦は右打者に対し12打数0安打、4奪三振、2与四球、12日の楽天戦でも右打者に対し12打数1安打、2奪三振、3与四球、と9月は右打者に対して打たれた安打は12日の楽天戦の6回に阿部寿樹にライト前に運ばれた1安打のみだ。
本人に右打者を封じていることについて訊くと、「本当ですか?なんででしょう」とはぐらかしたが、「インコースを使えている。チェンジアップに依存しなくなったのはあるのかなと思います」と分析。
12日の楽天戦では1-1の6回無死一塁で浅村に対し、2ボール2ストライクから「あれは抜け球、逆球だったから良かったのかなと思います」と意図したコースに投げられなかったが、結果的に147キロのインコースストレートで見逃し三振に仕留めた。
今夜登板するオリックス打線には中川圭太、紅林弘太郎、杉本裕太郎といった右打者がいる。特に中川はロッテ戦の打率.361と得意にしており、ロッテ投手陣も手痛い一打を何度も食らっている。小島にはポイントとなる右打者を今夜も封じて欲しいところだ。
小島の状態、そしてチーム状況を考えると、小島が登板する残り試合は全て勝ちたい。「やることは変わらずに、もっとなんていうんですかね、内容もそうですけど勢いがつくようなピッチングをしないといけない。重い流れを作ってしまったのは僕だと思うので、反省して思いっきりいけたらなと思います」。 “勢い”のつく投球でチームに流れを持っていく。
取材・文=岩下雄太
小島は前回登板の12日の楽天戦、3回と6回に失点してしまったが、2回、5回は先頭打者を出しながらもスコアボードに0。1-0の3回は島内宏明に同点打を浴びたが、続く浅村栄斗を三併。1-1の5回は先頭の小郷裕哉に四球で出塁を許したが、続く太田光のバントをピッチャーの小島が素早く処理し二塁で封殺、小深田大翔を二ゴロ、村林一輝を遊ゴロで、無失点で切り抜けた。走者を出しながらも6回6安打3失点と先発としての最低限の役割を果たした。ただ本人は「話にならないですね。一番やっては行けないようなピッチングをしたので、はい。反省しています」と悔しがった。
19日のオリックス戦に先発する。オリックスは優勝マジックを「4」とし、リーグ三連覇が目前。この連戦で胴上げを阻止する投球に期待がかかる。小島は球団を通じて「ビジター6連戦で移動も続き、シーズンも終盤戦にきて皆さんの疲れも溜まってきていると思うので、1イニングでも1人でも多く投げられるように頑張ります!」と意気込んだ。
9月の右打者の被打率は.042
9月5日のソフトバンク戦は右打者に対し12打数0安打、4奪三振、2与四球、12日の楽天戦でも右打者に対し12打数1安打、2奪三振、3与四球、と9月は右打者に対して打たれた安打は12日の楽天戦の6回に阿部寿樹にライト前に運ばれた1安打のみだ。
本人に右打者を封じていることについて訊くと、「本当ですか?なんででしょう」とはぐらかしたが、「インコースを使えている。チェンジアップに依存しなくなったのはあるのかなと思います」と分析。
12日の楽天戦では1-1の6回無死一塁で浅村に対し、2ボール2ストライクから「あれは抜け球、逆球だったから良かったのかなと思います」と意図したコースに投げられなかったが、結果的に147キロのインコースストレートで見逃し三振に仕留めた。
今夜登板するオリックス打線には中川圭太、紅林弘太郎、杉本裕太郎といった右打者がいる。特に中川はロッテ戦の打率.361と得意にしており、ロッテ投手陣も手痛い一打を何度も食らっている。小島にはポイントとなる右打者を今夜も封じて欲しいところだ。
小島の状態、そしてチーム状況を考えると、小島が登板する残り試合は全て勝ちたい。「やることは変わらずに、もっとなんていうんですかね、内容もそうですけど勢いがつくようなピッチングをしないといけない。重い流れを作ってしまったのは僕だと思うので、反省して思いっきりいけたらなと思います」。 “勢い”のつく投球でチームに流れを持っていく。
取材・文=岩下雄太