打線に火をつける今季17号
2度のリードを跳ね返す粘りを見せた西武が日本ハムに逆転勝ち。5位・西武は最下位・日本ハムとのゲーム差を3に広げた。
2回までに3点を奪われる嫌な形でスタートした西武だったが、2回には児玉亮涼の犠牲フライ、3回には愛斗の2点タイムリーツーベースヒットでゲームを振り出しに戻した。6回に日ハムの4番、アリエル・マルティネスにソロホームランで1点勝ち越されたが、直後のその裏に中村剛也のソロホームランで再び同点に追いついた。この一打が打線に火をつけ、児玉亮涼のタイムリーヒットなどで7-4と試合をひっくり返し、見事な逆転勝利を飾った。
19日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた谷繁元信氏はこの日放った今季17号が、通算471号ホームランとなったことに言及。
「歴代11位の田淵(幸一)さんにあと3本。今シーズン中に中村が抜いたらこのオフにはがんばれタブチくんからがんばれナカムラくんに」とジョークを飛ばしながらも「ドラム缶の中で軸で回っている感じなんですよ。こういう打ち方できる選手はなかなかいないですよ」と独特の技術を絶賛。
同じく解説として出演した齊藤明雄氏も「打ち方が軽いですよね。ステップしないで身体の回転でスッと打っているような感じだから、力感がないんですよ。そこまで飛ぶかなという感じ」と、やはり独特なフォームに感心していた。
あと3本。40歳のベテランアーティストが、今シーズン中に偉大な先輩に肩を並べられるかにも注目だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』