2023.09.21 18:00 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 8 | 終了 | 9 | 中日ドラゴンズ |
神宮 |
ハマの大砲と一騎打ち
中日は21日、敵地でのヤクルト戦に9-8で勝利。「1番・中堅」でスタメン出場した岡林勇希が勝ち越し適時打を放ち、点の取り合いを制した。
この日は2回に木下拓哉の2ランで幸先よく先制した中日だったが、先発の小笠原慎之介が4回7失点と崩れる大誤算。最大で4点のビハインドを追いかける展開になってしまう。
しかし、6回に木下と村松開人の適時打で1点差まで詰め寄ると、なおも二死満塁の場面で打席にはここまで全打席凡退の岡林。9月の月間打率.212とこのところバットが湿っていたものの、この場面では5球目の変化球を鋭く振り抜いて走者一掃の適時三塁打をマーク。3打点をたたき出した。
岡林のバットで勝ち越しに成功した中日は、計6投手の継投でヤクルト打線を抑え込んで逃げ切りに成功。乱打戦を制し、最下位脱出まで「1.5」ゲーム差とした。
中でも特に目を引いた存在として、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では岡林に注目。勝ち越し打はもちろん、今季156安打はトップを走るDeNA・牧秀悟と1本差。2年連続となる最多安打のタイトル獲得も射程圏内としている。
球団OBでもある井端弘和氏は「昨年もタイトルを取っていますしね」と実績を踏まえたうえで、「牧選手は(本塁打が)29本なので、30本を狙っているところもあると思う。試合数も同じなので、やっぱり左バッターで足もある岡林選手が有利なのかなと」と予想。
続けて「牧選手にはCS争いもある。これから勝負を避けられたりもあると思うので、岡林選手が有利ですかね」と付け加え、チーム状況などを踏まえたうえでも岡林に追い風が吹いていることを強調した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』