◆ 中10日も実らず
4位巨人との直接対決の大事な初戦、中10日でエースをマウンドに送り必勝を期したDeNAだったが結果は大敗。満員札止めとなった横浜スタジアムを埋めたベイスターズファンから大きなため息が漏れた。
先発の今永昇太は3回までで51球を投じる苦しい内容ながらも無失点で立ち上がったが、4回に先頭の岡本和真の四球からピンチを広げ、ルイス・ブリンソンの犠牲フライで先取点を許す。続く5回にも坂本勇人に2ランを浴びリードを3点に広げられると、6回に打席が回ってきた時点で代打を送られ交代となった。
QSを達成したものの、相手ピッチャーよりも先に降板しないようにの言葉通りには行かず、本人も「3回まではストレートで押すことができましたが、4,5回から捉えられ、その時に緩いボールを使う勇気も必要でした。全体的にボールがベルトラインだった」と反省の言葉を並べる通りの厳しい結果となった。
打線も戸郷翔征の前に初回は佐野恵太、3回には宮﨑敏郎が併殺打でチャンスを潰す拙攻を繰り返すと、5回から7回はパーフェクトに抑えられてしまう。8回には楠本泰史に久々のヒットが飛び出し、今シーズン限りでの引退を表明している藤田一也もセンターへ落ちるヒットで2死1-3塁のチャンスを迎えるも、大田泰示が空振り三振で万事休すとなってしまった。
試合後三浦監督は今永に「ミスもあった中での踏ん張りどころで踏ん張れなかったかなというところですね」と5回の先頭、長野久義のサードへの打球を宮﨑が悪送球でピンチを作った場面に渋い顔。「勝つことを今日に合わせて今永を持ってきたわけですからね。不運なところもありましたけれども、今永は高いものを求められている投手ですから」と言葉を絞り出した。
最後までホームを踏めなかったことに「攻めきれなかったかなという感じですね。完封されたわけですから」と戸郷に脱帽したが「引きずっても仕方ないですので、しっかりと切り替えて明日臨んで、まず勝たないといけないですし」と前を向くとともに「細かいミスが中に混ざってましたから、そのミスを減らしていった中でどう戦っていくか。ミスが失点に繋がっているのでね」と改めて凡事徹底を強調した。
終盤戦にきて、連日のミスで星を落とした三浦ベイスターズ。嫌な流れはここで断ち切り、明日こそ勝利を掴まなくてはならない。
取材・文・写真 / 萩原孝弘