7回のピンチに大きな決断「よく代えましたね」
DeNAは25日、本拠地での巨人戦に1-0で勝利。先発・大貫晋一からはじまる計5人の投手で完封リレーを完成させ、前夜の完封負けのリベンジを果たした。
大貫は初回先頭から2連続三振という好スタートを切ると、その後も今季初対戦となった巨人打線を翻弄。6回までに10奪三振を奪う快投で、1点のリードを守って行く。
ところが1-0の7回表、2つの四球で一致一・二塁のピンチを招くと、球数が100球に到達したところでベンチは継投を決断。伊勢大夢にスイッチして吉川尚輝を内野ゴロに仕留めると、二死二・三塁となって代打・梶谷隆幸がコールされたタイミングで、今度は左腕のエドウィン・エスコバーを投入。代打の代打で登場したアダム・ウォーカーを三振に斬って取り、最大のピンチを切り抜けた。
25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した高木豊氏は、先発・大貫について「気持ちを込めて投げましたと、その通りのピッチングを演じてくれた」とお立ち台での言葉を引用しながら称賛。
続けて、「前日はホームランでやられてるじゃないですか。ですからホームランがあまり考えられないバッターにはインサイドを思い切って突いていく。一方で長打のあるバッターには落としたり、外のスライダーを出し入れしたり、それが自在にできていましたね。見事なピッチングでした」と良かった点を具体的に挙げながら投球を分析した。
また、7回の投手交代に関しては「難しかったと思います。代えるのは勇気が要りますよ。これは大貫をよく見てきている監督じゃないとできない。よく代えましたね」と三浦大輔監督の決断に最敬礼。
1点を守り切る痺れるゲームを手にしたDeNA。24日の今永の負けを帳消しにする大きな1勝となった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』