【東京六大学野球・秋季リーグ戦】
○ 慶大 5 - 4 法大 ●
(26日・神宮)
4季ぶりのリーグ優勝を狙う慶大が逆転に次ぐ逆転の激闘を制し、法大を撃破。3番打者・本間颯太朗内野手(3年・慶應)が値千金の2点タイムリーを放ち、試合を決めた。
執念の一打でシーソーゲームに終止符を打った。2点を追う6回二死一・三塁、2番・廣瀬隆太主将(4年・慶應)の右前適時打で1点差。なおも一打逆転の絶好機で、本間に打席が回った。「練習の段階で監督から『タイムリーを打つなら逆方向だぞ』と言われていて、逆方向に1本打とうと思って打席に入りました」。その言葉通り、149キロ直球を逆方向へはじき返すと、気持ちの分だけ伸びた打球は二塁手の頭上を越えて右中間で弾み、2人が生還。再び試合をひっくり返し、「何とかして塁に出てつなぎたいと思っていた中で最高の形になってくれた」と会心の一打を振り返った。
日々の努力が実を結んでいる。開幕前の夏場から、リーグ通算19本塁打を誇る廣瀬隆太主将(4年・慶應)に「へそ前で返す」、「高めの真っ直ぐに目付けをする」など的確なアドバイスを受け、打撃力を強化。すると早くも効果が表れ、立大2回戦では2本塁打を放つなど開幕から6試合連続の10安打で、打率はチームトップの4割3分5厘。「廣瀬さんにバッティングを教わって、ある程度形として自信を持って打席に入れているので、それが結果につながっているのかなと思います」と手応えを口にした。
チームは勝ち点2で2カードを終え、明大に並んで首位タイに浮上。4季ぶりのリーグ優勝へ「やることは変わらない。1戦1戦勝ちに向かっていくだけ。執念持ってやっていこうと思います」と背番号2。今の本間なら、必ずやってくれるに違いない。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)
○ 慶大 5 - 4 法大 ●
(26日・神宮)
4季ぶりのリーグ優勝を狙う慶大が逆転に次ぐ逆転の激闘を制し、法大を撃破。3番打者・本間颯太朗内野手(3年・慶應)が値千金の2点タイムリーを放ち、試合を決めた。
執念の一打でシーソーゲームに終止符を打った。2点を追う6回二死一・三塁、2番・廣瀬隆太主将(4年・慶應)の右前適時打で1点差。なおも一打逆転の絶好機で、本間に打席が回った。「練習の段階で監督から『タイムリーを打つなら逆方向だぞ』と言われていて、逆方向に1本打とうと思って打席に入りました」。その言葉通り、149キロ直球を逆方向へはじき返すと、気持ちの分だけ伸びた打球は二塁手の頭上を越えて右中間で弾み、2人が生還。再び試合をひっくり返し、「何とかして塁に出てつなぎたいと思っていた中で最高の形になってくれた」と会心の一打を振り返った。
日々の努力が実を結んでいる。開幕前の夏場から、リーグ通算19本塁打を誇る廣瀬隆太主将(4年・慶應)に「へそ前で返す」、「高めの真っ直ぐに目付けをする」など的確なアドバイスを受け、打撃力を強化。すると早くも効果が表れ、立大2回戦では2本塁打を放つなど開幕から6試合連続の10安打で、打率はチームトップの4割3分5厘。「廣瀬さんにバッティングを教わって、ある程度形として自信を持って打席に入れているので、それが結果につながっているのかなと思います」と手応えを口にした。
チームは勝ち点2で2カードを終え、明大に並んで首位タイに浮上。4季ぶりのリーグ優勝へ「やることは変わらない。1戦1戦勝ちに向かっていくだけ。執念持ってやっていこうと思います」と背番号2。今の本間なら、必ずやってくれるに違いない。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)