ニュース 2023.09.28. 09:25

ロッテ・種市篤暉「僕が投げる試合…落とさないようにしたい」チームを連勝に導いてくれ!!

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ロッテ・種市篤暉[撮影=岩下雄太]

ストレートに手応え


 「2位、3位の争いが激しいのでまずは僕が投げる試合、投げられて2つか3つくらいなので、落とさないようにしたいと思います」。

 ロッテの種市篤暉は今季11勝目、そしてチームを勝利に導くため先発する。

 「シーズン序盤よりアベレージが上がってきているので、真っ直ぐの感覚は良くはなってきています」。8月25日のオリックス戦で自己最速の155キロを計測するなど、直近の登板では9月2日の楽天戦で最速152キロ、9月13日の楽天戦で最速151キロ、9月21日のソフトバンク戦で最速152キロとコンスタントに150キロを記録する。

 かつて取材した時には常時150キロ台を出したいと話していたが、今も変わらずその想いを持つ。また、ストレートは自身が思い描く球を投げられているようだ。

日記でフォークを振り返り


 最大の武器であるフォークは、縦スライダーよりも奪三振が少なかった時期(7月:フォーク4奪三振、縦スライダー7奪三振)もあったが、9月2日の楽天戦では7奪三振中4奪三振をフォークで奪うなど、ストライクゾーンからボールゾーンで空振りを奪う種市らしさが戻ってきた。

 「最近は特に、良くなってきています。シーズン序盤がフォークは良かった。その感覚をノートに書いているので、それを読んで戻しています」と話し、 「元々最初あれぐらい狭かったので戻したという感じです」と握りも浅めに戻した。プロ1年目からつける野球日記が種市の投球を支えるひとつになっている。

 ストライクゾーンに投げるカウント球のフォークに関しては「フッと浮いちゃうので打者にはわかりやすい軌道になっちゃっているのかなと。そこも今修正しています」と教えてくれた。


速いスライダーを投げるも…


 スライダーは9月2日の楽天戦、4回に浅村栄斗に対していつもより曲がりの小さいスライダーで遊ゴロに打ち取ったりするなど、曲がりがいつもより小さく速い球を投げているように見えた。

 キャッチャーの柿沼友哉に確認すると「あの試合はスライダーを種市もいつもより速く投げるイメージで投げていました。僕も小さいなと思って、ベンチ裏に行って確認すると、ちょっと速いイメージで投げましたと言っていました」と話していたが、種市本人は「あんまり最近曲がっていない。スピードを出しにいきたいなと思って投げた中で、変化が小さくなっています。そこが今、今日(9月25日)もすごく練習したんですけど、そこは僕の課題かなと思います」と説明。

 小さく速いスライダーよりも、大きいスライダーの方が良いのだろうかーー。

 「そんなことないですけど、真っ直ぐ待っているバッターに速いカット気味のスライダーを投げたら、あっちゃう可能性が高いので、そこをもうちょいなんとかしたいなと思います。左のインコースとかにはいいと思うんですけど、という感じですかね」。


ツーシーム


 5月16日のオリックス戦の0-0の2回一死走者なしで右打者の頓宮裕真に、「あれはツーシームです。相性が悪いのがわかっていたので、インコースに突っ込もうかなと思ってインコースのツーシームを多めにしました」と初めてツーシーム、シュート系の球を投げ、捕邪飛に打ち取った後、投げていない時期もあったが、自身初となるプロ10勝目を挙げた8月18日の楽天戦では右打者のインコースに10球以上投げた。ただ、ここ最近はツーシームの割合が減少している。

 「そうですね、特に何かこだわりがあるわけじゃないんですけど、ツーシーム投げた日に柿さん(柿沼友哉)に今日は多めでという感じで言ったりしています。あと、初球で終わらせたい打者とかにインコースのツーシームをいく時が多いですね」。

 確かに前回登板の9月21日のソフトバンク戦でも、下位打線に右打者が続いた4回にツーシームで少ない球数で打ち取る場面もあった。

 大事な終盤戦、負けられない戦いが続く中で、種市が投げる試合は全部勝ちたいところ。本人に大事な終盤戦に勝ってこそですねと質問すると、種市も「僕もそれが一番だと思います」と力強く返ってきた。気になるのが、勝たなければという気負いなどなく投げられているかどうかー―。「いつもと変わらずに投げられています!」。チームが苦しい状況に勝ってこそエース。種市なら、プレッシャーを跳ね除け勝ってくれるはずだ。

取材・文=岩下雄太

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