ロッテの中村稔弥(撮影=岩下雄太)

○ ロッテ 3 - 2 西武 ●
<23回戦・ZOZOマリンスタジアム>

 ロッテが、西武に3-2で勝利し勝率を5割に戻した。和田康士朗が第3号ソロを含む3安打、1点を追う7回二死満塁の場面で代打で登場した岡大海が逆転の2点適時打、3-2の9回に登板し、プロ初セーブをマークした澤田圭佑の3人がヒーローインタビューに上がったが、逆転を呼び込んだ中村稔弥の投球を忘れてはならない。

 「無失点に抑えてチームに流れを持って来れるようなピッチングがしたいです」。

 1-2の7回にマウンドに上がった中村稔は、1番から始まる好打順も1番・岸潤一郎を1ボール2ストライクから4球目の134キロツーシームで遊飛、続く2番・源田壮亮を1ストライクからの2球目の135キロツーシームで遊ゴロ、わずか6球で2アウトにする。最後も3番・佐藤龍世を1ボール2ストライクから134キロのツーシームで空振り三振。テンポよく1イニングを11球、打者3人で打ち取り、その裏の逆転劇に繋げた。

◆ チェン・グァンユウからの教え

 役割的にはビハインドゲームで投げることの多い中村稔。ビハインドゲームでは「とにかくテンポが大事。しっかりテンポ良くストライク先行で投げていくことがこの役割はとても大切なので、そこはしっかり意識してやっていきたいと思います」と“テンポ良く”、“ストライク先行”を心がける。

 中村稔は新人時代の19年の取材で、ビハインドゲームでの心構え(ロングリリーフを含む)について、チェン・グァンユウから「テンポよく投げることを教わりました」と話していたが、その教えを5年経った今も守っている。

 ちなみに今年の2月には楽天モンキーズとの国際交流試合で、ロッテの選手たちはチェンと再会を果たしたが、中村稔は「挨拶とかそれぐらいでしたが、頑張れよと言われましたね」と旧交を温めた。

 勝ちパターンで投げる投手に比べると、地味な役割だが、中村稔のようなビハインドゲームでテンポ良く抑える投手がいるからこそ、1日の西武戦のような逆転劇につながることもある。シーズン最終盤、負けゲームを勝ちゲームにしていくには、中村稔のような役割がより大事になってくる。

取材・文=岩下雄太

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岩下雄太

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