【東京六大学野球・秋季リーグ戦】
○ 明大　3 － 1　立大 ●
（1日・神宮）

　リーグ4連覇を狙う明大のドラフト候補右腕・蒔田稔投手（4年・九州学院）が7回途中1失点の好投で、リーグ通算10勝目を挙げた。

　3回まで完全投球を披露するなど、カーブを要所に織り交ぜて相手打者を翻弄。3点リードの6回は一死から3連打を浴びて1点を返されたが、その後は4番・吉野、続く代打・田中を2者連続で空振り三振斬り。「コースを間違えず、ギリギリのところを攻めることができた。自分の持ち味が出せたので、1失点で抑えることができたのかなと思います」とうなずいた。

　今季2勝目を挙げ、節目の通算10勝目をマーク。「自分が入ったときは六大学で10勝できると思っていなかった」と感慨深げ。エース・村田賢一投手（4年・春日部共栄）、149キロ左腕・石原勇輝投手（4年・広陵）、リーグ通算10本塁打を誇る上田希由翔主将らとともにプロ志望届を提出しているが「自分が一番危ないかなと思っている。自分だけ指名漏れしないように、あと2カードまたアピールしたい」と闘志を燃やした。