2023.10.01 14:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 4 | 終了 | 0 | 中日ドラゴンズ |
横浜 |
94球のマダックス完封
落としたらCS地元開催のなくなる1戦。先発の快投と打線の爆発で快勝を飾り、本拠地最終戦をいい形で終えた。
この日は前回9月23日に敗北を喫した髙橋宏斗の前に、初回から打線が3安打に四球を絡めて幸先よく2点を先制。2回にも4安打を集めて加点し、序盤で3点のリードと試合を優位に進めた。
先発の大貫晋一は2回に木下拓哉、6回に岡林勇希のヒット2本に抑え込む快投を披露。奪三振は2ながら、14個の内野ゴロの山を築かせる省エネピッチングで、9回を94球のマダックス完封をやってのけた。
試合後三浦監督は大貫に「立ち上がりから前回同様、ストレートが強かったですし、両サイドにしっかりとライン出しができ、フォークボールもいい形で空振りが取れていました」と絶賛。酷使気味のリリーフ陣もスタンバイさせていたがいたが「3連投も覚悟していましたけど、大貫が助けてくれました」と使うことなく終えたことに最敬礼していた。
打線にも「立ち上がりから良い攻撃ができたと思いますし、しっかりとストライクボールを見極めて、強引にならずに攻めて行けたかなと思います」とし、本拠地のラストゲームに「いい形でレギュラーシーズンを締めくくれたと思います。ナイスゲームでした」と満足げな表情を浮かべていた。
この日広島が阪神に敗れ、4日の巨人戦に勝利すれば横浜スタジアムでのCSが決まることに「もう1試合勝って、ここでクライマックスシリーズをやるという第2の目標に向けてやっていました。できることをやったので143試合目に繋がったと思います」と声を張った指揮官。
勝てば2位、負ければ3位。頂に向かって戦った2023年ラストゲーム、なにがなんでも勝たなければならない。
取材・文・写真 / 萩原孝弘