18年間のプロ野球生活にピリオド
今シーズン限りで現役を退く松田宣浩が1日のヤクルト戦で6番・サードで先発出場。1回のみだった守備機会では、正面のゴロを捌き、正確無比なスローイングを披露し、打席では2打数ノーヒットながらも、ファールの際に片足でバランスを取る独特の姿も見せファンを沸かせた。6回、一回は守備位置についたが、そこまででベンチに下がり、18年間のプロ野球生活にピリオドを打った。
スピーチでは「今日でプロ野球選手として最後の日となりました。今シーズン限りでユニフォームを脱ぎます。原監督さんと球団関係者の皆様とのご縁で読売ジャイアンツの一員として今年1年プレーすることができました。結果は出なかったですが、これまでやってきたことを信じて元気を出して一生懸命頑張ることができました。熱男という言葉に出会い、ジャイアンツでも熱男という言葉とともに頑張ってきました。今でも私の大好きな言葉です。最高の熱男をよろしくお願いします。行きます、せーの、熱男?!!」と叫び、東京ドームの天井に拳を突き上げた。
1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した平松政次氏は「亜細亜大からルーキーで入ってきたとき、イキのいい選手が入ってきたなと思ってね。本当によく打って守って走ってね、もうよくやってくれましたね」と走攻守すべてを称え、もう一人解説者・坂口智隆氏も「野球選手はこうあるべきだという姿を見せてくれた先輩だったと思います」と、常に先頭に立ってチームメイトを鼓舞する姿勢に最敬礼していた。
ソフトバンクで17年、憧れの巨人で1年、計18年のユニフォーム姿は、ファンの目にしっかりと焼き付いている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』