投手としても10勝5敗、防御率3.14の好成績
メジャーリーグは1日(日本時間2日)、レギュラーシーズンの全日程が終了し、ア・リーグ最多の44本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平選手(29)の日本人初となる本塁打王が確定した。
今季は6月に月間自己最多の15本塁打を放つなどアーチを量産。シーズン中盤から本塁王争いで独走態勢に入り、9月4日(同5日)以降の25試合を欠場したが2位に5本差をつけて逃げ切った。
離脱がありながらもシーズン規定打席はクリアし、打者として135試合に出場し打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁、OPS1.066の好成績をマーク。リーグ1位の本塁打数だけでく、強打者の指標とされるOPS(出塁率+長打率)も、2位・シーガー(レンジャーズ/OPS1.013)、3位・アクーニャ(ブレーブス/同1.012)、4位・オルソン(ブレーブス/同.993)、5位・ベッツ(ドジャース/同.987)ら錚々たる強打者たちを抑え、メジャー全体トップの快挙を果たした。
投手としては8月中旬に右肘の靭帯を痛め規定投球回をクリアできなったが、すべて先発で23試合(計132イニング)に登板し、10勝5敗、167奪三振、防御率3.14をマーク。9月16日(同17日)に自身のインスタグラムを更新し、「早朝に手術を受け無事成功しました。自分自身一日でも早くグラウンドに戻れるように頑張ります」と、右肘の手術を行ったことを報告していた。
大谷は今季も二刀流としてファンを魅了したが、エンゼルスは8月の大失速が響き73勝89敗の地区4位でシーズン終了。メジャー6年目を終え、今オフにフリーエージェント(FA)となる大谷の去就に注目が集まる。