「井端さんのペースで率いて欲しいなと」
NPBエンタープライズは4日、11月16日から4日間に渡り開催される「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」に向け日本代表監督に井端弘和氏が就任したと発表した。
井端氏は現役引退後、巨人の1軍内野守備走塁コーチの他、2017年に開催された「2017 アジアプロ野球チャンピオンシップ」での日本代表内野守備走塁コーチなどを担当してきた。
自身初の大役を引き受けた井端氏は、記者会見で「打つ方でも世界に大分近づいていると思いますし、そこに高い投手力だったり守備力を活かして、緻密な日本の今までやってきた野球を融合させていただければ」とチーム方針について語った。
U-15チームの監督も同時に務めるという前例の無い取り組みに挑む同氏について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した池田親興氏は「U-15、12、こういう所の監督をやられてましたので当然名前が挙がっても不思議では無かった」と納得の人選だったとコメント。
チーム方針についても「キチっとした野球をやってくれるんじゃないかなという期待の方が大きいですね」と語ると、同じく出演した五十嵐亮太氏も「これからが楽しみですよね」と続け、今後の戦い方に熱視線を送った。
また自身もヤクルトで優勝監督になった経験を持つ真中満氏は、「栗山監督が描いた様なWBC優勝だったので、プレッシャーとかは結構大変だと思う。そんな中でも井端さんのカラーを出して、井端さんのペースで率いて欲しいなと思います」と言及。
2023年のWBCで優勝に導いた栗山監督の後任を務めるだけに、周囲からの期待などに苦しむ事もあるかもしれないと若き代表監督を慮りつつも、自分らしくチームをまとめて欲しいとエールを送って締めくくった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』