2023.10.04 18:00 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 5 | 終了 | 4 | 阪神タイガース |
神宮 |
「課題は明確に出てますし…」
ヤクルトは4日、阪神との試合に(神宮)に5-4で勝利。今季最終戦をサヨナラ勝ちで飾った。
負ければ最下位が決まってしまうヤクルトは、1点ビハインドの9回、代打・青木宣親の中安打をきっかけに一死一・三塁のチャンスを迎えると、代打・内山壮真が左前適時打を放ち同点に追いつくと、なおも一・三塁で3番・山田哲人がサヨナラ犠飛を放ち、劇的な逆転勝利を挙げた。
試合後のセレモニーが行われ高津監督は「大きな目標と夢を持ってスタートしましたが、なかなか上手くいくこともなくファンの皆様には残念な思いをさせてしまいました。足りなかったことは1つや2つじゃありません。技術はもちろんですけれども、強い心、強い体、そして僕のマネジメント。10月からどんどん鍛えていきたいと思います。1年間応援ありがとうございました」と話した。
球団初の3連覇を狙うも、57勝83敗3分の借金「26」で今季を終えたヤクルトについて、4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の五十嵐亮太氏は「塩見が怪我をしたりと、なかなかベストメンバーが揃わなかったシーズンでしたよね。村上に全てを背負わせるのも苦しいところではありますけど、村上もなかなか状態が上がってこなかったというなかで、フルメンバーで戦えた試合はほとんどなかったと思いますね」とベストメンバーで戦えなかった今季のヤクルトについて言及。
続けて「チーム防御率がリーグ6位、失点が6位とこの成績は来年にかけてどうにかしないといけない数字だと思います」と課題の投手陣についてコメントした。
また同番組に出演した解説者の池田親興氏は「ピッチャーが粘って打線に繋げていく、今年の阪神のような戦い方をリーグ2連覇の時はやっていましたよね。チーム防御率がリーグ6位と課題が明確に出てますので、そこは監督の頭の中にあるとは思いますし来季に向けて取り組んでもらいたいですね」と語った。
リーグ3連覇、日本一奪回を目指したシーズンは、投打の歯車がなかなかかみ合わず5位で終えたヤクルト。来季に向け髙津監督は「しっかり鍛え直して来年良いシーズンにしたいなと思っています」と語り、V奪回へ雪辱を誓った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』