投手では琉球の大器を選出
10月5日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、出演した解説陣が今季のルーキーたちの奮闘についてトークを展開。番組MCを務めた野村弘樹氏が、セ・リーグのなかで特に目を引いた“2人”の名前を挙げて印象を語った。
まず投手部門では、中日の仲地礼亜を選出。沖縄大学から初のドラフト1位指名を受けて入団した23歳の若武者は、前半戦こそ不安定な投球が目立ったものの、7月に初勝利を掴むと9月は4試合に先発登板して1勝1敗、防御率2.95の成績を残している。
野村氏は仲地について「デビュー戦はちょっと“アレっ”と思ったんですけども、中盤から出てきて投げるたびに力強さが出ていた」と今季の活躍を振り返ると、続けて「コントロールも良くなってマウンドの雰囲気も非常に落ち着きが出てきた」と後半戦での姿を称賛。最後は「今年非常にいい経験ができたと思うので、来年が楽しみです。1年間しっかり投げてくれると面白いですね」と語り、プロの世界に順応する来年以降の活躍に期待を込めた。
一方、打者部門では阪神の森下翔太の名前をプッシュ。ルーキーながら阪神の3番に定着してチームを18年ぶりの優勝に導いた若きクラッチヒッターについて「ちょっと終盤苦しみましたけどね、本当に思い切りがいい選手で長打力もある」と選出理由を説明。
続けて「崩されてもね、スイングが弱くならないんですよ。普通はもっとふにゃっとなるんですけど、崩されてもしっかり振れる選手なので本当に楽しみな選手ですよ」とパワフルな打撃を高く評価した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』