巨人の阿部慎之助新監督の就任会見が6日行われた。背番号は今季まで原辰徳前監督が着けていた『83』に決まった。

　阿部新監督は、原前監督から「監督室で言われた時に即答したんですけども、その後に本当に僕で良いものなのかと、重圧を感じて自問自答してしまいました。そんな中で決め手は、原監督が笑顔で『しんのすけでよかった』と言って頂きました。それが自分を決心させてくれる最高の言葉でした」と明かした。

　「やはりジャイアンツは優勝。来年度は優勝という言葉を自分でも意識して口に出していこうと思っております。やはりジャイアンツは常勝軍団と言われ、勝たなければいけない、勝ちに貪欲になって勝ち星を重ねていけたらなと。若い選手も多いですし、優勝経験もない選手も多数います。そういう選手たちに勝つ喜び、優勝する喜び、全てを感じてもらいたいなと思っております。そのためにまず自分自身が変わって、そうすれば選手たちも僕を見てるはずです。そこからがまずスタートだと僕は思っております」と、2020年以来となるリーグ優勝を誓った。

　来季に向けては「とにかくファンの皆様には、残念な思いをもうさせないように、強い巨人軍、愛される巨人軍を作るべく、本当にチーム一丸となって戦っていきたいです」と意気込み、「巨人軍には最高のファンが ついていると私は思ってます。その最高のファンの皆さんと共に 喜びをセプテンバーに味わえれば嬉しいです。そして、セリーグは今年度まだクライマックスシリーズ、日本シリーズがあります。本年度　アレで盛り上がってます。来年度はアレではなく、アベで行きたいと思います」と自身の現役時代の登場曲を引用して話した。

（取材＝ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗）