シーズン最終戦まで2位~4位が確定せず
7日のプロ野球はパ・リーグの2試合が行われ、デーゲームではオリックスが敵地でロッテに快勝。ナイトゲームの楽天-ソフトバンク戦は両者譲らず延長12回引き分けに終わった。
これで上記4チームが今季の142試合目を消化。レギュラーシーズンは10月9日に予定されている楽天-ロッテ(楽天モバイル)とオリックス-ソフトバンク(京セラD大阪)を残すのみとなった。
ところが、今年はここまで来てもまだクライマックスシリーズに進む3チームは出揃っていない。現在2位のソフトバンクは7日の引き分けによって3位以上が確定したため、CSへの切符を手にした一方で、残る1つのイスを巡る争いは9日に持ち越し。現在3位のロッテと4位の楽天による直接対決は勝った方がCS進出、引き分けならロッテの勝ち抜けというまさに“最終決戦”となる。
大激戦となったパ・リーグのCS争いについては、7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも当然話題に。解説者の谷繁元信氏は「まだソフトバンクの3位の可能性もありますからね。“3位以上”は決まったとはいえ」と語り、CS進出争いと同時に浮かび上がっているCSファーストステージの本拠地開催権争いにも注目する。
現在2位のソフトバンクと3位のロッテとの差は1ゲームあるものの、もし9日の試合でロッテが勝利し、ソフトバンクが敗れた場合、勝率にして「1毛差」でロッテがソフトバンクを逆転する。最終結果は2位・ロッテ、3位・ソフトバンクとなり、1stステージはZOZOマリンでの開催ということになるのだ。
泣いても笑っても残り1試合。8日は試合がなく、1日空けての大一番となるが、谷繁氏は「この1日は長いですよ……」とし、当事者の監督・選手たちにとってまったく気の休まる瞬間のない移動日だと語る。
また、同じく番組に出演した館山昌平氏は「(9日だけでなく)8日に出る予告先発から気になりますよね」と付け加え、試合前日から目が離せないと強調した。
143試合目を笑顔で締めくくるのはどのチームとどのチームか……。パ・リーグ最終章の結末を見守りたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』