【ナ・リーグ地区シリーズ第1戦】
● ブレーブス 0 － 3 フィリーズ ○
＜現地時間10月7日　トゥルイスト・パーク＞

　メジャーリーグのポストシーズン（PS）は7日（日本時間8日）から5回戦制の地区シリーズがスタート。ワイルドカードシリーズを2連勝で突破したフィリーズ（東地区2位・第4シード）は地区シリーズ初戦でブレーブス（東地区1位・第1シード）を完封で下し、今PSは3連勝発進となった。

　フィリーズは4回、5番・ストットの左前適時打で先制。6回は3番・ハーパーが今PS初アーチとなる豪快な右越えソロを放ち2点目を加えた。8回は二死満塁で6番・リアルミュートのスイングが捕手の打撃妨害を誘い3点目。微妙な判定にブレーブス側はチャレンジするも判定は覆らず、スタンドから物が投げ込まれるなど場内は一時騒然となった。

　フィリーズは投げても、7投手の継投で強力・ブレーブス打線を5安打完封。8回は一死一、三塁のピンチで遊撃・ターナーが華麗なダイビングキャッチで併殺を完成させるなど、野手陣の堅い守りも光った。

　投打がガッチリと噛み合ったフィリーズは、昨季の勢いを彷彿とさせるPS3連勝。一方、PS初陣となったブレーブスは完封負けスタートとなり、この日はレギュラーシーズンでメジャータイ記録の307本塁打を放った強力打線が沈黙した。