2023.10.14 13:00 | ||||
広島東洋カープ | 3 | 終了 | 2 | 横浜DeNAベイスターズ |
マツダスタジアム |
「全員野球で強いDeNAに挑んでいきたい」
株式会社JERAは13日、冠協賛する『2023 JERA クライマックスシリーズ セ』に向けて共同記者会見を開催。セ・リーグAクラスの3監督、また各チームの選手会長が出席して意気込みを語った。
ペナントレースの死闘を経て、いよいよ14日からポストシーズンの幕開けを控えている。ファーストステージを本拠地・マツダスタジアムで迎える広島の新井貴浩監督は「我々カープの今シーズンのスローガン同様がむしゃらに、全員野球で強いベイスターズに挑んでいきたいと思っています」と気合の入ったコメントを残した。
気になる初戦の予告先発についても、DeNA・東克樹に対し同じ左腕の床田寛樹を起用すると明言。「1年間しっかりと頑張ってくれましたし、投手陣を引っ張ってくれましたので彼に初戦を頑張ってもらう事に決めました」と主要各部門でキャリアハイの成績を残したサウスポーへの信頼を語った。
また対戦チームの印象について、選手会長の大瀬良大地は「どこからでも波に乗れる、爆発力のある打線」と警戒を露わにし、「1人1人抑えていけるように頑張りたい」とあくまで目の前の打者との対戦に集中する心構えを口にした。
首位打者の宮﨑敏郎や最多安打・打点王の2冠を獲得した牧秀悟などを筆頭にした強力な攻撃陣との対戦に気を引き締めるコメントを残したが、しかし新井監督はポストシーズンのキーマンについて尋ねられた際には同じ野手の末包昇大の名前をプッシュ。「彼は掴んだと言っていましたので、CSでも期待したいです」と熱視線を送り、8月・9月の2か月間で9本塁打を荒稼ぎした社会人卒の元気印の働きに期待を込めた。
今季の対戦成績ではDeNAに14勝10敗1分と勝ち越している広島だが、指揮官の目には油断の色は写っていない。新井監督は最後に「私達は挑戦者の気持ちで強いベイスターズさんに向かっていきたいと思います。そして阪神・岡田監督にもう一度お会いできるように頑張ります!」と力強くCS初戦への意気込みを語って締めくくった。