「シーズン序盤はかなり苦しんでましたけど…」

　DeNAは14日、敵地マツダスタジアムでの「2023 JERA クライマックスシリーズ セ」ファーストステージ初戦に2－3で敗戦した。

　この日は両先発の東克樹と床田寛樹が5回まで無失点と、戦前の見立て通りロースコアの展開に。そんな中、DeNAは6回に宮﨑敏郎の2ランで先生に成功したが、直後に1点を返され、8回にはスクイズで試合を振り出しに戻されてしまう。

　終盤は両軍のリリーフ陣の奮闘もあって延長戦までもつれ込んだが、最後は4番手のJ.B.ウェンデルケンが散った。


　接戦を落としたDeNAだが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では1番抜擢で2安打に好守と奮闘したルーキーの林琢真が話題に。

　特に出演した館山昌平氏が「序盤はかなり苦しんでいましたけど、年間を通して徐々に成長したという所を存分に見せてくれましたね」と奮闘する23歳の若武者に熱視線を送ると、続けて3回裏二死二・三塁の場面で野間峻祥が三遊間深くに放った打球を逆シングルで素早く処理し間一髪でアウトにした好守を称賛。

　自身も表の攻撃で安打で出塁しながら、一死一塁から盗塁失敗してしまっていただけに「この表に自分もアウトになってしまっていたんですよ。それでここで1点取られたら完全に広島に流れに行くというタイミングでこの好守ですから……これはファインプレーでしたよ」と一気に語り、チームのピンチを救い自らの汚名返上も果たしたと同プレーの意味合いを力説した。


　また、館山氏は林の他にもこの日8番で3安打を放った関根大気の名前を挙げながら、「明日以降は1・2番が林選手・関根選手のコンビになるのか、それとも今日と同じ桑原選手になるのか」とし、負けられない第2戦での打順組み替えにも注目した。

　この敗戦で後がなくなったDeNAだが、ドラフト3位ルーキーがチームの救世主となるか。第2戦も背番号00から目が離せない。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』