2023.10.18 18:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 8 | 終了 | 5 | 千葉ロッテマリーンズ |
京セラD大阪 |
「3年連続の投手四冠ですから」
オリックスは18日、ロッテとの「2023 パーソル クライマックス・シリーズ パ」のファイナルステージ第1戦(京セラD大阪)に8-5で勝利。優勝アドバンテージを含めた対戦成績を2勝0敗とした。
先発の山本由伸は、ファーストステージを勝ち上がってきたロッテ打線の勢いに初回から押されてしまう。初回、1番・荻野貴司、2番・藤岡裕大に連打を許すと、3番・角中勝也には犠打を決められ一死二・三塁のピンチ。4番・ポランコには右中間突破の2点適時二塁打を浴びあっさりと先制を許してしまう。さらに、5番・安田尚憲には二塁への内野安打、6番・岡大海には中前打を許し一死満塁。7番・山口航輝は遊ゴロに退けたが、これが併殺崩れとなる間に3点目を奪われた。
3-3の同点に追いついてもらった直後の6回も、二死二塁で荻野に中前適時打を許し4失点。さらに3点を勝ち越してもらった直後の7回もポランコに右犠飛を許し、今季ワーストとなる5点目を失った。山本は7回116球、10安打5失点、9奪三振3四死球の内容で降板。苦しいマウンドとなったが、攻撃陣が計8得点と奮起。逆転勝利でCSファイナル初戦をモノにし、苦しみながらも7回を投げ切った山本に白星がついた。
苦しい投球となったエース・山本由伸について、18日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の齊藤明雄氏は「3年連続の投手四冠ですからね、この試合の評価は50点いかないくらいですかね」と厳しめの評価。
続けて、「三振は9つ取ってますけど、球数も116球ですし7回5失点ですからね。また、同点に追いついてもらった直後の6回に失点してしまってるのが反省点じゃないかなと。でも7回まで投げ切ったことに関してはチームにとっては大きいと思いますね」と山本由伸の投球について振り返った。
逆転でCSファイナル初戦を勝利したオリックスは、19日の第2戦で勝つことができれば、早くも日本シリーズ進出に王手をかけることになる。初戦をモノにした勢いで連勝を飾ることができるのか、第2戦からも目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』