チームを勢いづける投球に期待
19日に行われた「2023 パーソル クライマックス・シリーズ パ」のファイナルステージ第2戦(京セラD大阪)はロッテが6-5で勝利を収め、アドバンテージ含む対戦成績を1勝2敗とした。試合終了後には20日の試合の予告先発が発表され、オリックスは東晃平、ロッテは澤村拓一が先発マウンドに登る。
東は今季10試合に登板し、6勝0敗で防御率2.06と安定した投球を見せている。なにより一軍で通算14試合に登板してまだ黒星がない“負けない投手”であり、今季2戦2勝と相性のいいロッテ打線を相手にどのような投球をするのか注目だ。
対するロッテの先発は、経験豊富な右腕・澤村拓一。澤村は6日のオリックス戦(ZOZOマリン)でもブルペンデーの先陣を切る形でまっさらなマウンドに登り、1イニングを無失点。チームも12-1で大勝した。そんな2週間前の再現を目指し、今回もブルペンデーの1番手としての役割に期待がかかる。
オリックス・先発予定の東について、19日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の坂口智隆氏は「一軍での登板で言うと実質1年目のような投手なので、緊張もするとは思いますけど、シーズンでも立ち振る舞いが堂々としているので、落ち着いているピッチャーだなと思っています。いろいろな球種を上手に扱うので、良いピッチングをするんじゃないかなと思っています」とし、23歳右腕の堂々たる投球に期待を込めた。
また、澤村拓一については「ブルペンデーだとは思いますね」としたうえで、「中継ぎ陣の疲れもあるでしょうし、澤村が初回をしっかり抑えることで、野手にも伝わるものがあると思う。背中で引っ張っていって欲しいですね」と語り、チームを勢いづける投球に期待を寄せた。
第3戦を落とせばオリックスが日本シリーズ進出へ王手をかけることになるだけに、ロッテは何としても勝って2勝2敗の五分に持っていきたいところ。両右腕がどんな投球を披露するのか、注目して見ていきたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』