ロッテ・茶谷健太[撮影=岩下雄太]

CSファイナルステージ第2戦
● オリックス 5 - 6 ロッテ ○
<10月19日・京セラD大阪>

 前日に痛い逆転負けを喫したロッテは、オリックスとの「2023 パーソルクライマックスシリーズ パ」ファイナルステージの第2戦、3位・ソフトバンクとのファーストステージ第3戦の劇的勝利のようなファンの心を熱くさせる逆転勝ち。これで対戦成績を1勝2敗とした。

 初回先頭の荻野貴司が四球で出塁すると、一死後、石川慎吾のライト前の安打で一塁走者の荻野は三塁へ。オリックスのライト・廣岡大志が三塁へ送球する間に打者走者の石川も二塁を陥れた。続く4番・ポランコは二塁へのゴロとなったが、三塁走者・荻野が先制のホームを踏んだ。一、二塁でポランコがセカンドゴロだったらダブルプレー、もしくはポランコが一塁に残ったとしても荻野は三塁進塁どまりで得点に繋がっていなかった可能性もある。それだけに、荻野、石川の“1つ先を狙う走塁”はひじょうに大きかった。

 幸先よく先制したロッテだが、その裏先発・メルセデスが3点を失い逆転を許してしまう。打線も2回以降立ち直ったオリックス先発・田嶋大樹の前に2回〜5回までわずかに1安打に抑え込まれる。1-3の6回も、1番・荻野からの好打順も簡単に2アウト。このままオリックスペースで試合終盤、運ばれてしまいそうなところだったが、石川、ポランコが連続四球で2アウトながら一、二塁とチャンスを作る。ここで5番・岡大海がレフト前にポトリと落ちる適時二塁打で1点を還す。この当たりもポテンヒットだったが、一塁走者のポランコが三塁へ、打者走者の岡が二塁へ進んだことが、続く安田尚憲の一、二塁間を破る一時逆転となる2点適時打に繋がった。

 4-3と逆転したが7回に登板した3番手・澤田圭佑がセデーニョに逆転2ランを浴びる。オリックスのリリーフ陣を考えた時に、残り2イニングで同点、逆転は至難の業。ロッテは先発陣が手薄なため、リリーフ陣をファーストステージから早いイニングから投入しており、延長戦に入りリリーフ勝負になった時に厳しくなる。なんとか9回までに逆転をしなければならなかった。

 4-5の9回、オリックスは守護神・平野佳寿がベンチ外のため山岡泰輔がマウンドへ。ロッテ打線は山岡に対し、岡の代打で登場した角中勝也が四球で出塁する。すかさず、ロッテベンチは代走に切り札和田康士朗を送る。和田は何度も一塁への牽制を受けるが、安田の1ボール2ストライクからの8球目に二塁盗塁を成功。得点圏に進んだ。安田は2ボール2ストライクからの10球目のスライダーを打ち返し、打球は一塁ベースに当たるラッキーな二塁打で二塁走者・和田が生還。同点に追いついた。ここでロッテベンチは2打席連続適時打を放った安田に代えて代走・小川龍成を送り、勝負をかける。続く茶谷健太がきっちりと1球で送り、代打・山口航輝のセンターへの浅いフライで三塁走者の代走・小川が勝ち越しのホームイン。

 逆転した9回裏は守護神・益田直也が走者を出しながらも、試合を締めた。前日は敗れてしまったがエース・山本由伸から5点を奪い、この日も6回と9回に逆転するなど粘りの攻撃を見せた。

◆ 茶谷のバント

 逆転勝ちしたロッテだが、同点となった5-5の9回に茶谷が1球で送りバントを決めたことも大きかった。

 茶谷はZOZOマリンスタジアムでの試合前練習でのフリー打撃中、「前回成功しましたけど、失敗したりとかもしているのでピッチャーの投げる球が一番練習になると思っているので多めに入れてもらっています」(9月12日取材)と、何球かバントを入れている。

 さらに10月12日、13日にZOZOマリンスタジアムで行われた練習では、バントマシンが置かれている一塁ベンチ前付近で、「ピッチャーが投げている球が一番なので」と、バントマシンではなく、左の打撃投手が投げるボールに対し、右手でバットを操作しながらバント練習をしたり、「カーブ」、「ミックス」とお願いをしていろいろなボールを投げてもらいバント練習を行っていた。

 茶谷はCSに入ってから3度犠打を決めているが、いずれもファーストストライクで成功させ、攻撃のリズムを作っている。日々の小さな積み重ねが、大事な一戦できっちりと送りバントを決められている要因だろう。

 1勝2敗で迎える第3戦。澤村拓一が予告先発投手となっており、ブルペンデーが予想される。打線は活発になってきたが、投手陣の台所事情が苦しい。とにかく打線が1点でも多く奪い、投手陣がそのリードを守り切っていきたい。

文=岩下雄太

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岩下雄太

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