抜きん出た「投打のバランスの良さ」
「2023 パーソル クライマックスシリーズ パ」が21日に閉幕。リーグ3連覇を果たしたオリックスが3年連続の日本シリーズ進出を決め、今年の頂上決戦は阪神-オリックスの“関西対決”となった。
日本シリーズが“関西対決”になるのは1964年以来で59年ぶりのことだという。しかも、その時は阪神と当時大阪市を本拠地としていた南海(現・ソフトバンク)の戦いだったため、オリックスと阪神による“関西対決”はシリーズ史上初となる。
21日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、出演した解説陣が28日に開幕する日本シリーズを展望。ひと足先に日本シリーズ進出を決めていた阪神の今年の強さについてトークを展開した。
解説者の江本孟紀氏は、新生・岡田阪神の強みとして「得点圏打率」に注目。チーム打率は.247ながら1番の近本光司が得点圏打率.374で54打点、8番の木浪聖也も得点圏打率.310で41打点を叩き出しているように、中軸以外にもポイントゲッターがいることが安定した戦いぶりにつながったと解説する。
続けて「投手力はもちろんですが、こうした得点力も含めて“投打のバランス”というのが非常に良かったですね」とまとめた。
一方、同じく番組に出演した谷沢健一氏は「防御率」に着目しながら、「リーグトップの2.66。これは素晴らしい数字ですよ」と強調。同リーグの他の5球団は全て3点台のチーム防御率となった中、ずば抜けた数字を残した投手陣に賛辞を送る。
その中でも「現役ドラフトで獲得した大竹耕太郎。12勝2敗で10の貯金ですから」と昨年までいなかった新星の登場に熱視線を送り、日本シリーズでの躍動にも期待を寄せた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』