「本当に掛け値なしに素晴らしい成績」
「2023 パーソル クライマックス・シリーズ パ」のファイナルステージ第4戦はオリックスが勝利し、3年連続の日本シリーズ進出を決めた。
オリックス打線は初回、一死から2番・西野真弘が四球で出塁。続く森はロッテ先発・種市篤暉の高め直球を豪快に振り抜き、打球は右翼席に着弾する先制2ランとなった。6回は先頭の森友哉が左中間への二塁打でチャンスメイク。一死三塁後、5番・杉本裕太郎が左翼フェンス直撃の適時二塁打を放ち3点目を奪った。
先発の宮城大弥は緩急自在の投球で、相性の良いロッテ打線を翻弄。6回4安打無失点の快投で救援陣にバトンを渡した。8回に山﨑颯一郎、9回は平野佳寿がそれぞれソロを本塁打を浴びたが、リードを守りファイナルステージ突破。日本シリーズの相手は阪神で関西対決となった。
21日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の江本孟紀氏は、「これは文句なしに素晴らしい成績ですよ。かつて巨人が9連覇しましたけど、それに次ぐとは言えませんがそれに近いくらい。この時代に3連覇するのってなかなかできるものじゃないですよ。もう本当に掛け値なしに素晴らしい成績です」とリーグ3連覇、3年連続の日本シリーズ進出のオリックスを称賛。
解説者の谷沢健一氏も「長く低迷した時期が続いていて、中嶋監督がチームを引き受けた時にどのようなチームにしていくのかというところで、守り、投手力というところから入っていきましたよね」と語り、「今日の試合前の円陣で中嶋監督自ら選手を鼓舞しているところを見ると選手との一体感というかそういうものも求めてきたのではないかと思いますよ」と指揮官のチームマネジメントについても高く評価した。
オリックスの強さを支える育成について江本氏は「育成というのはすぐにはできませんから、選手を集めてきて強いチームを作っていくというそういったものの考え方がじわじわチームに浸透していった結果だと思いますね」と語り、「めったに春のキャンプ行きませんけど、オリックスのキャンプはナンバーワンですよ。施設からすべてのことで。だから、そういうこともやっぱり(チームが強くなった)大きな原因の一つだと思いますよ」フロントと現場が一体となって時間をかけて築き上げた成果であるとの見解を示した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』