ロースター外の2投手にも罰金
MLB機構は21日(日本時間22日)、20日(同21日)のア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)第5戦・レンジャーズ対アストロズ戦で起きた乱闘騒ぎに関する処分を新たに発表した。
乱闘騒ぎが起こったのはレンジャーズが2点リードで迎えた8回裏。レンジャーズは前の打席で逆転3ランを放った際にド派手なガッツポーズを見せていた4番・ガルシアが、アストロズの3番手・アブレイユから死球を受けた。初球の98.9マイル(約159キロ)が左腕付近を直撃し、ガルシアは激昂。即座に捕手のマルドナドに詰め寄ると、両軍ベンチから選手が飛び出し小競り合いに発展した。
この死球を巡り、アブレイユとガルシアに加え、抗議を行ったアストロズのベイカー監督も退場処分に。さらに、ベイカー監督が退場を命じられたあともベンチに居座り、試合は約15分程中断した。
MLB機構は一夜明け「審判員の6人全員が、アブレイユの投球は意図的であったとみなした」と発表。新たな処分としてアブレイユに2試合の出場停止と罰金、ガルシアとベイカー監督には罰金が科せられた。さらに、ロースター外だったレンジャーズのブッシュ、アストロズのマクラーズの両投手も、小競り合いの中で問題行動があったと罰金を科され、今シリーズの残り試合でのベンチ入りを禁じられた。
この試合は9回表、アストロズが試合をひっくり返し5-4で勝利。3勝2敗としたアストロズが王手をかけ、22日(同23日)にヒューストンで行われる第6戦を迎える。