ロッテの秋季練習が25日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。
ウォーミングアップを行い、その後投手と野手に分かれて、投手がランニング、野手は打撃廻り。投手陣はランニングメニューなどが終わった後、キャッチボール。野手陣はケージでの打撃練習、ティー打撃、走塁練習の3グループに分かれてそれぞれ行い、打撃練習が終わった後には捕手、内野手、外野手、ポジション別で守備練習などでみっちりと鍛えた。
昨季プロ入り後自己ワーストの28試合の出場にとどまり打率.176に終わったものの、今季93試合に出場して打率.277、1本塁打、22打点の成績を残した藤岡裕大は、ソフトバンクとのCSファーストステージ第3戦では0-3の10回無死一、二塁、一発が出れば同点という場面で回ってきた第5打席、津森宥紀の初球を右中間スタンド最前列に放り込むなど、シーズン通して安定した打撃を見せた。
“復活”を印象付ける1年になったが、藤岡は「一番は打つことでもっと貢献できたんじゃないかなと思います。シングルヒットが多かったですけど、長打があまり出なかったので、そこをもう少し伸ばせたら出塁率が上がったと思いますし、もっとチームに貢献できるんじゃないかなと思います。来年はもう少し長打率を上げたいなと思ってオフから取り組みたいなと思います」と、この秋、シーズンオフで“長打力”アップを掲げる。
秋季練習での打撃練習を見ると、広角に角度のついた打球が多く見える。本人は「そこは意識していないんですけど、打球速度、打球の質をイチから見直そうかなと思ってやっています」と語った。
24日から始まった秋季練習前までフェニックスリーグに参加していた柿沼友哉は「バッティングも調子があるように、悪くても、悪くなったら人間、すぐ変えたりという気持ちになってしまう。ここからは練習で波があってもやり続けるのを意識してみようかなと」と話した。具体的に“意識”している部分について柿沼は「今まで引っ張りが多かったんですけど、徹底してボールの内側を打って反対方向に強い打球というイメージで打っています。今までもやっていないわけではないですけど、それをやっても引っ張り、得意なことばかりやっていた。そうではなく、苦手、あまりやっていなかったことを徹底してやっています」と教えてくれた。
今季様々な場面で登板し36試合に登板して11ホールド、防御率2.91をマークした東妻勇輔は「色々まだ自分でもどこがダメだったから、後半までもたなかったという答えは出ていないので、コーチ、データ班の方とミーティングしながら自分の弱点だったり、必要なものを見つけていって、それに対するアプローチの練習を考えていきたいと思っています」と話し、「自分でも映像を見ながら、欲しいもの、これだけは崩しては行けないものを精査しながら、早めに取り組めるようにしたいと思います」と意気込んだ。
取材・文=岩下雄太
ウォーミングアップを行い、その後投手と野手に分かれて、投手がランニング、野手は打撃廻り。投手陣はランニングメニューなどが終わった後、キャッチボール。野手陣はケージでの打撃練習、ティー打撃、走塁練習の3グループに分かれてそれぞれ行い、打撃練習が終わった後には捕手、内野手、外野手、ポジション別で守備練習などでみっちりと鍛えた。
昨季プロ入り後自己ワーストの28試合の出場にとどまり打率.176に終わったものの、今季93試合に出場して打率.277、1本塁打、22打点の成績を残した藤岡裕大は、ソフトバンクとのCSファーストステージ第3戦では0-3の10回無死一、二塁、一発が出れば同点という場面で回ってきた第5打席、津森宥紀の初球を右中間スタンド最前列に放り込むなど、シーズン通して安定した打撃を見せた。
“復活”を印象付ける1年になったが、藤岡は「一番は打つことでもっと貢献できたんじゃないかなと思います。シングルヒットが多かったですけど、長打があまり出なかったので、そこをもう少し伸ばせたら出塁率が上がったと思いますし、もっとチームに貢献できるんじゃないかなと思います。来年はもう少し長打率を上げたいなと思ってオフから取り組みたいなと思います」と、この秋、シーズンオフで“長打力”アップを掲げる。
秋季練習での打撃練習を見ると、広角に角度のついた打球が多く見える。本人は「そこは意識していないんですけど、打球速度、打球の質をイチから見直そうかなと思ってやっています」と語った。
24日から始まった秋季練習前までフェニックスリーグに参加していた柿沼友哉は「バッティングも調子があるように、悪くても、悪くなったら人間、すぐ変えたりという気持ちになってしまう。ここからは練習で波があってもやり続けるのを意識してみようかなと」と話した。具体的に“意識”している部分について柿沼は「今まで引っ張りが多かったんですけど、徹底してボールの内側を打って反対方向に強い打球というイメージで打っています。今までもやっていないわけではないですけど、それをやっても引っ張り、得意なことばかりやっていた。そうではなく、苦手、あまりやっていなかったことを徹底してやっています」と教えてくれた。
今季様々な場面で登板し36試合に登板して11ホールド、防御率2.91をマークした東妻勇輔は「色々まだ自分でもどこがダメだったから、後半までもたなかったという答えは出ていないので、コーチ、データ班の方とミーティングしながら自分の弱点だったり、必要なものを見つけていって、それに対するアプローチの練習を考えていきたいと思っています」と話し、「自分でも映像を見ながら、欲しいもの、これだけは崩しては行けないものを精査しながら、早めに取り組めるようにしたいと思います」と意気込んだ。
取材・文=岩下雄太