「選手と向き合ってコツコツと」
阪神は25日、上本博紀氏(37)のコーチ就任を発表。西宮市内にて記者会見を行った。
上本氏は2020年に現役引退後、阪神の球団職員やジュニアチームの監督などを歴任。解説者としても活動し、グラウンドの内外から古巣の躍進をサポートしてきた。
上本氏は就任にあたり、「器用にできたり口が上手いとか、そういうことはできないタイプですが、毎日コツコツ一生懸命タイガースのために頑張っていきたいと思っていますので、また応援していただけたらと思います」とコメント。
また岡田彰布監督からは「一緒にユニフォーム着て、一緒に頑張ろうという言葉をいただきました」と語り、「理想というのは持ち込まずに、毎日毎日一生懸命、選手と向き合って毎日コツコツとやっていきたいと思っています」と実直にコーチ業に向き合う覚悟を示した。
阪神一筋12年、現役時代は勝負強い打撃で幾たびもチームを救ってきた一方、試合外でも選手会長を務める程の人望を集めていた。選手、首脳陣、ファン、全ての球団関係者から愛された男が再び甲子園のグラウンドに帰って来る。