期待の新星がダウン更改
一昨日DeNAからドラフト1位指名された小園健太投手が契約更改を行い「24%ダウン」の推定900万円でサインしたと明かした。
2年目のシーズンはファームで17試合に登板し、2勝5敗、防御率4.21の成績。自身は「まずは一軍の戦力になれなかったというところは悔しいのですけれども」と前置きしつつ「マイナスなところだけではなくて、去年は投げれなかった分、今年は一年通してファームでローテーションを回れた部分は自分にとってすごくプラスだと思いますし、プロ野球選手として一年間どう戦うかというのも日々考えながら過ごすことができた一年だったと思っています」と、高卒1年目のルーキーイヤーは8月までデビューできず、計3試合登板に終わったことに対し、今シーズンは83イニングと1/3と大きく登板回数を増やせたことに充実感を漂わせた。
その結果「毎試合100球近く投げさせてもらって、いいピッチングをしても納得行かないようなピッチングをしても一週間経てばまた自分の投げる日が来るので、いい意味での切り替えなどを学ぶことができましたし、次の登板に向けての身体の持って行き方なども学ぶことができたので、そこは成長できたかなと思います」と心と身体の両面の整え方も会得することができたとした。
また「今年も春季キャンプ、オープン戦と一軍に帯同させていただいて、やっぱりローテーションを回るようなピッチャーの心構えであるとか、日々の練習の過ごし方を間近で見させていただいてすごく勉強になった部分もありました」とトッププロの凄みを実感。ファームでの経験と合わせ、3年目となる来季には「自分もそこに来年食い込んでいけるようにと思っていますし、しっかり競争に勝ちたいなと思っています」とキッパリ言い切った。
三浦監督から引き継いだ18番を背負う期待の新星は、飛躍の3年目に向けて着々とスタンバイを進めている。
写真・取材=萩原孝弘