リリースポイントが見えにくいフォームが特徴の左腕
26日に行われた『2023年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD』。
楽天はドラフト1位で桐蔭横浜大・古謝樹投手(22)の交渉権を獲得。身長181センチ、体重75キロの左腕でリリースポイントが見えにくいフォームが特徴。今春の全日本大学野球選手権で自己最速の153キロをマークし、夏は大学日本代表として日米大学野球優勝に貢献した。
26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の野村弘樹氏は、古謝について「面白い投手だなと思っていたんですよ」とコメント。続けて「手足が長い投手で腕が遅れてくるので、打者からしたらタイミングが取りづらいと思います」と即戦力左腕を高評価した。
また同番組に出演した真中満氏は「彼の投球フォームを見ていると、なかなか右足が地面に着かない感じがしますよね。足が着かないので打者からすると、構えていると少し前に出される感じになるんですよ。そうなると球にスピードが無くても差し込まれたりするので、“打ちづらい投手”というのが印象ですね」と古謝の独特の投球フォームを、打者目線から解説した。
楽天は昨年の荘司康誠に続き、2年連続で大卒の即戦力投手を獲得。今季のチーム先発登板数上位は則本昂大(32)、田中将大(34)、岸孝之(38)と先発陣の高齢化が不安視されており、古謝には荘司や早川らとともに若返りの旗印として期待がかかる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』