ワイルドカードから勝ち上がって来た両チーム
MLBのワールドシリーズ(WS)が27日(日本時間28日)に開幕。ともにワイルドカードから勝ち上がって来たレンジャーズ対ダイヤモンドバックスの「下剋上シリーズ」第1戦は5-5の同点で延長戦に突入した。
レンジャーズは今ポストシーズン(PS)4戦4勝中だった先発・イオバルディが5回途中6安打5失点でノックアウト。2点リードの3回に3点を失うと、同点に追いついてもらった直後の4回は勝ち越しソロを浴びた。
攻撃陣は3回までに3得点。4番・ガルシアは初回に左前適時打を放ち、リーグ優勝決定シリーズ第2戦から7試合連続安打&打点をマークした。
4回以降はなかなか追加点を奪えない展開となったが、2点を追う9回裏に2番・シーガーが起死回生の一撃。ダイヤモンドバックス守護神・シーウォルドが投じた初球の高めフォーシームを完璧に捉えた打球は、速度112.6マイル(約181キロ)、飛距離418フィート(約127メートル)で右翼席中段に着弾する同点2ランとなった。
試合は5-5のスコアで延長戦に突入。なお、レギュラーシーズンの延長戦は無死二塁から始まるタイブレーク形式だったが、ワールドシリーズではタイブレーク形式は採用されず無死無走者で始まる。