2020年ドラフト6位のブランドンに戦力外通告
西武は31日、赤上優人投手、中熊大智選手、ブランドン選手、川野涼多選手、仲三河優太選手の計5名と来季の契約を結ばないことを発表した。
東北公益文科大から2020年の育成ドラフト1位で西武に入団した赤上は、昨季7月に支配下登録をされるも、1軍での登板はなかった。徳山大から2018年育成ドラフト3位で入団の中熊も昨季の7月に支配下登録も、1軍では1試合出場にとどまった。
東京農業大北海道オホーツクから2020年ドラフト6位入団のブランドンは、ルーキーイヤーの2021年シーズンに32試合出場し、打率.247(81-20)、3本塁打、8打点をマーク。しかし、怪我の影響もありここ2年間一軍出場がなかった。
5選手のコメントは以下の通り。
▼ 赤上投手
「過去にケガをした時、ケアをしてくれたトレーナーさんや、復帰メニューを考えてくれた皆さんに申し訳ない気持ちと感謝しかありません。
今の状態では自分の中で一軍で活躍しているイメージが浮かんでこないのですが…。
今後は未定ですが、しっかり考えたいです」
▼ 中熊選手
「昨年、支配下登録されて今年はこれからという時にケガをしてしまいましたが、手術をさせていただいた球団に感謝しかありません。手術をさせていただいた時からある程度の覚悟はしていました。
ライオンズに入団して、周りの方々のありがたみを身をもって感じることができましたし、球団、ファンの皆さま、地元の方々の支えもあって今までやってこられました。
今後は未定ですが、自分なりにきちんと考えます」
▼ ブランドン選手
「約2年ケガで試合に出られなかったので覚悟はしていましたが、正直びっくりしています。
ケガでチームに迷惑をかけてしまい本当に申し訳ない気持ちです。1年目の札幌ドームで打った初ヒット、初ホームランは今でも覚えています。
今後は未定ですが、自分なりにじっくり考えて整理したいです」
▼ 川野選手
「今シーズン一軍の試合に出ることができなかったので、自分の中で何となく覚悟はしていました。
チームに貢献できていませんし、腑に落ちるところはありました。一番の思い出は初出場した時の皆さんの大声援が力になったことです。
今後は未定ですが、あの大声援の下でまたプレーができるようにがんばります」
▼ 仲三河選手
「イースタン・リーグの後半戦やフェニックス・リーグで調子が良かったので、もっと早くから結果を出すことができればと思い、悔しいです。
一軍でプレーすることはできませんでしたが入団当初から期待していただき、いい時も悪い時もたくさんの声援ありがとうございました。今後のことは未定です」