2023.11.05 18:30 | ||||
オリックス・バファローズ | 1 | 終了 | 7 | 阪神タイガース |
京セラD大阪 |
打たせて取る本来の姿でオリックス打線を翻弄
阪神の青柳晃洋投手(29)が5日、オリックスとの「SMBC日本シリーズ2023」第7戦(京セラD大阪)に先発登板。負けられない大一番で5回途中4安打無失点と力投した。
日本シリーズ初登板となった右腕。初回は一死から2番・宗に右前打を許したが、3番・紅林を見逃し三振に仕留めるなど無失点スタートを切った。2回は5番・頓宮、6番・ゴンザレスをいずれも一ゴロに仕留めるなど無失点。2回までゴロアウト4つと打たせて取る投球が光った。
3回は安打と四球で二死一、二塁のピンチを招いたが、紅林を内角のツーシームで詰まらせ一ゴロ。ノイジーの先制3ランで援護点をもらった4回も、4番・森を空振り三振に仕留めるなどオリックスの中軸打者をキッチリと3人で封じた。
6点リードに変わった5回は一死から連打を浴び一、二塁のピンチを招いたが、1番・中川圭を左飛に仕留め二死。岡田監督は第1打席で安打を許している宗の打席でリリーフ左腕の島本を投入し、島本は宗を左飛に仕留めた。青柳は負けられない大一番で5回途中4安打無失点の力投。オリックス打線に得点を許さず自らの役割を果たした。
青柳は昨季、13勝4敗、防御率2.05をマークし、最多勝、最優秀防御率、最高勝率の3タイトルを獲得。今季は開幕投手を務めたが、レギュラーシーズンでは8勝6敗、防御率4.57と苦しんだ。クライマックスシリーズでは出番はなかったが、日本シリーズ第7戦の先発を託され力投。2年連続最多勝の意地を見せた。