「何年も続けるっていうのは本当に大変なんですけど…」
オリックスは5日、山本由伸のポスティングによる米大リーグへの移籍を承認したと発表した。
2年連続投手四冠を獲得していた山本は、今季も開幕前から侍ジャパンに選出されWBC2023で金メダルを獲得すると、迎えたシーズンでも2年連続ノーヒット・ノーランを達成するなど16勝6敗、防御率1.21、奪三振169、勝率.727の成績を残し3年連続投手で沢村賞を獲得。
迎えた阪神との日本シリーズでも第1戦は敗戦投手になったものの、第6戦では日本シリーズ記録となる1試合14三振を奪い完投勝利を挙げるなど投手陣の大黒柱として君臨し、優秀選手賞にも選出された。
オリックスのエースとしてパ・リーグ三連覇にチームを導いた右腕について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した斎藤雅樹氏は「素晴らしいでしょ。何年も続けるっていうのは本当に大変なんですけど、それをあっさりやってのけるっていうのは本当に素晴らしいなと思いますね」と手放しで称賛した。
弱冠25歳ながら前人未到の記録を次々に打ち立て、今や押しも押されぬ大投手になった山本。オリックスからすればポスティングが実現した場合吉田正尚に続いて大きすぎる戦力が流出してしまう事となるが、沢村賞選考委員を務めている解説の平松政次氏も最後に「文句なしですよ」と語って締めくくった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』