ロッテの秋季練習が7日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。
朝から激しい風が吹いたZOZOマリンスタジアム。打撃練習は室内練習場で行われ、守備練習は風速15m以上の強風の中で行った。
今季代走・守備固めを中心に52試合に出場した小川龍成は「送球を受ける時も、送球する時も微妙に変化することがあったので、送球するときはなるべく風で変化しないようにというのと、送球をもらうときは変化するのを頭に入れながら。フライは特に風が強い日は難しいと思うので、練習では風の向き、強さを確認してフライを受けるようにしました」と、守備練習で意識したことについて語った。
「フライに関しては捕ればアウトなので、練習でも試合でも捕ることだけしっかり考えて、あとは試合になったら9人いるので、9人の誰かしらが捕ればいいと思っているので、そこはコミュニケーション、周りとの連携も大事。今日もしっかりサードとショートだけだったんですけど、連携を意識してやりました」。
内野の守備練習が終わった後も、捕手陣の二塁へのスローイング練習の時にセカンドベースに入り、ボールを受けた。「基本的に今日の風だと送球が強く伸びる球が来ると思ったので、刺されないようにというのを意識しながらやりました」と明かした。
プロ4年目の今季、一軍でプロ初出場を果たした植田将太は、強風のキャッチャーフライ練習では体勢を崩されながらも何度もキャッチ。「フライ練習をしたんですけど、本当に初めての感覚でしたね。屋根の上を越えてからの打球と屋根をすぎてからの軌道というのが全く違うので、そこの判断は難しいなと思いました。こんなに風が強い中でやるのは初めてだったので、浦和とは全く違う感覚でしたね」と、マリンスタジアムの強風を初めて経験した。
秋季練習とはいえ、なかなか強風の中での練習はない。公式戦を想定して練習していたのだろうかーー。
「不安にはなるとは思うんですけど、練習で経験して不安なくゲームに入っていくというのと、試合の中では本当に思い切ってやるだけだと思うので、そこを割り切って入れるように練習で準備していけるようにしていますね」。
スローイングについては「ボールが伸びてくれたのでいつもよりは低めのボールでも届くので、そこに合わせる感覚というのも練習になりました」と振り返った。
学生時代を含めて試合や練習で「こんなに(風が)強いのはないです」と教えてくれた。
山口航輝はライトとレフトのポジションで大塚明コーチが打つノックを受けた。「ライトとレフトによって風が違いますが、僕の場合は目の切る時間を少なくしないとボールを見失ってしまうことが多いので、風が強い日はなるべく目線がブレないように意識しています」と話した。外野からの送球についても「ボールがいきにくい時がありますし、風に負けているなと思う時もあります」とのことだ。
10月24日からZOZOマリンスタジアムで秋季練習が始まったが、秋季練習期間中15m以上の風が吹くことはほとんどなかった。強風の中での守備練習は、いい経験になったのではないだろうか。
取材・文=岩下雄太
朝から激しい風が吹いたZOZOマリンスタジアム。打撃練習は室内練習場で行われ、守備練習は風速15m以上の強風の中で行った。
今季代走・守備固めを中心に52試合に出場した小川龍成は「送球を受ける時も、送球する時も微妙に変化することがあったので、送球するときはなるべく風で変化しないようにというのと、送球をもらうときは変化するのを頭に入れながら。フライは特に風が強い日は難しいと思うので、練習では風の向き、強さを確認してフライを受けるようにしました」と、守備練習で意識したことについて語った。
「フライに関しては捕ればアウトなので、練習でも試合でも捕ることだけしっかり考えて、あとは試合になったら9人いるので、9人の誰かしらが捕ればいいと思っているので、そこはコミュニケーション、周りとの連携も大事。今日もしっかりサードとショートだけだったんですけど、連携を意識してやりました」。
内野の守備練習が終わった後も、捕手陣の二塁へのスローイング練習の時にセカンドベースに入り、ボールを受けた。「基本的に今日の風だと送球が強く伸びる球が来ると思ったので、刺されないようにというのを意識しながらやりました」と明かした。
プロ4年目の今季、一軍でプロ初出場を果たした植田将太は、強風のキャッチャーフライ練習では体勢を崩されながらも何度もキャッチ。「フライ練習をしたんですけど、本当に初めての感覚でしたね。屋根の上を越えてからの打球と屋根をすぎてからの軌道というのが全く違うので、そこの判断は難しいなと思いました。こんなに風が強い中でやるのは初めてだったので、浦和とは全く違う感覚でしたね」と、マリンスタジアムの強風を初めて経験した。
秋季練習とはいえ、なかなか強風の中での練習はない。公式戦を想定して練習していたのだろうかーー。
「不安にはなるとは思うんですけど、練習で経験して不安なくゲームに入っていくというのと、試合の中では本当に思い切ってやるだけだと思うので、そこを割り切って入れるように練習で準備していけるようにしていますね」。
スローイングについては「ボールが伸びてくれたのでいつもよりは低めのボールでも届くので、そこに合わせる感覚というのも練習になりました」と振り返った。
学生時代を含めて試合や練習で「こんなに(風が)強いのはないです」と教えてくれた。
山口航輝はライトとレフトのポジションで大塚明コーチが打つノックを受けた。「ライトとレフトによって風が違いますが、僕の場合は目の切る時間を少なくしないとボールを見失ってしまうことが多いので、風が強い日はなるべく目線がブレないように意識しています」と話した。外野からの送球についても「ボールがいきにくい時がありますし、風に負けているなと思う時もあります」とのことだ。
10月24日からZOZOマリンスタジアムで秋季練習が始まったが、秋季練習期間中15m以上の風が吹くことはほとんどなかった。強風の中での守備練習は、いい経験になったのではないだろうか。
取材・文=岩下雄太