西武は11日、ボー・タカハシと来季の契約を締結したと発表した。
渡辺久信球団ゼネラルマネージャーは球団を通じて「これまで主に中継ぎでしたが、来季は先発にチャレンジしてもらいます。3年目になるので、しっかり結果を残してほしいです」とコメント。
ボーは西武加入2年間で通算55試合に登板しているが、1度も先発はない。この“先発チャレンジ”がプラスに働くのか、それともマイナスになってしまうのかーー。
西武の先発事情でいえば、チーム防御率リーグワーストでリーグ連覇した18年、19年のような不安定さはなく、リーグ屈指の先発陣と言ってもいいだろう。
エース・高橋光成は3年連続2桁勝利を達成し、完投数はリーグトップの4、防御率もリーグ2位の2.21。今季リリーフから先発に配置転換となった平良海馬も勝ち星はリーグ2位タイの11勝、奪三振数はリーグ3位の153、防御率リーグ4位の2.40。規定投球回に届かなかったが、今井達也は10勝、防御率2.30、隅田知一郎も9勝をマークした。強力な先発4本柱を形成する。
さらに松本航、與座海人、渡邉勇太朗らもおり、ドラフト1位で指名した武内夏暉もいる。先発陣の充実ぶりがわかる。そこに、先発に挑戦するボーも競争に割って入っていかなければならない。
▼ 西武の主な先発陣の今季成績
高橋光成 23試 10勝8敗 155回 防2.21
平良海馬 23試 11勝7敗 150回 防2.40
今井達也 19試 10勝5敗 133回 防2.30
隅田知一郎 22試 9勝10敗 131回 防3.44
松本 航 20試 6勝8敗 116回2/3 防3.47
與座海人 15試 2勝6敗 83回 防3.69
ボーは今季28試合に登板し、登板数を上回る36イニングを投げた。2イニング以上投げた試合は8試合で、今季初登板となった5月5日のオリックス戦では2回1/3・38球を投げ、0安打、1奪三振、1与四球、無失点だった。
7月9日のオリックス戦からは3試合連続複数イニング投げ、この間6イニングを投げ、1被安打、3奪三振、4与四球、無失点に抑えた。先発とロングリリーフでは役割が異なり一概に比較はできないが、リリーフ時代は複数イニングを投げても問題なく抑えている。あとは、3イニング、4イニング、5イニングとイニング数を伸ばした時に、どのような結果を残せるか。
今季リリーフから先発に配置転換した平良は、初登板となった4月2日のオリックス戦から5試合連続でクオリティスタート(6回以上3自責点以内)を達成するなど、しっかりと先発でも対応した。平良とボーが元々残してきた実績に違いがあるとはいえ、リリーフから先発に挑戦した投手が結果を残した例もある。
来年のキャンプから先発のイスを目指した競争に、ボーがどこまで食らいついていけるか、開幕先発ローテーションを掴み、シーズン通してローテーションを守ることができれば、さらに先発の層は厚くなる。
渡辺久信球団ゼネラルマネージャーは球団を通じて「これまで主に中継ぎでしたが、来季は先発にチャレンジしてもらいます。3年目になるので、しっかり結果を残してほしいです」とコメント。
ボーは西武加入2年間で通算55試合に登板しているが、1度も先発はない。この“先発チャレンジ”がプラスに働くのか、それともマイナスになってしまうのかーー。
今季の先発陣は?
エース・高橋光成は3年連続2桁勝利を達成し、完投数はリーグトップの4、防御率もリーグ2位の2.21。今季リリーフから先発に配置転換となった平良海馬も勝ち星はリーグ2位タイの11勝、奪三振数はリーグ3位の153、防御率リーグ4位の2.40。規定投球回に届かなかったが、今井達也は10勝、防御率2.30、隅田知一郎も9勝をマークした。強力な先発4本柱を形成する。
さらに松本航、與座海人、渡邉勇太朗らもおり、ドラフト1位で指名した武内夏暉もいる。先発陣の充実ぶりがわかる。そこに、先発に挑戦するボーも競争に割って入っていかなければならない。
▼ 西武の主な先発陣の今季成績
高橋光成 23試 10勝8敗 155回 防2.21
平良海馬 23試 11勝7敗 150回 防2.40
今井達也 19試 10勝5敗 133回 防2.30
隅田知一郎 22試 9勝10敗 131回 防3.44
松本 航 20試 6勝8敗 116回2/3 防3.47
與座海人 15試 2勝6敗 83回 防3.69
ボーのロングリリーフでの成績は?
ボーは今季28試合に登板し、登板数を上回る36イニングを投げた。2イニング以上投げた試合は8試合で、今季初登板となった5月5日のオリックス戦では2回1/3・38球を投げ、0安打、1奪三振、1与四球、無失点だった。
7月9日のオリックス戦からは3試合連続複数イニング投げ、この間6イニングを投げ、1被安打、3奪三振、4与四球、無失点に抑えた。先発とロングリリーフでは役割が異なり一概に比較はできないが、リリーフ時代は複数イニングを投げても問題なく抑えている。あとは、3イニング、4イニング、5イニングとイニング数を伸ばした時に、どのような結果を残せるか。
今季リリーフから先発に配置転換した平良は、初登板となった4月2日のオリックス戦から5試合連続でクオリティスタート(6回以上3自責点以内)を達成するなど、しっかりと先発でも対応した。平良とボーが元々残してきた実績に違いがあるとはいえ、リリーフから先発に挑戦した投手が結果を残した例もある。
来年のキャンプから先発のイスを目指した競争に、ボーがどこまで食らいついていけるか、開幕先発ローテーションを掴み、シーズン通してローテーションを守ることができれば、さらに先発の層は厚くなる。