○ 侍ジャパン 6 - 3 広島 ●
<11月12日・SOKKEN>
野球日本代表・侍ジャパンは12日、16日に開幕する『カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023』に向けた練習試合(特別ルール)を広島と行い逆転勝利。「3番・左翼」で先発出場した森下翔太外野手(23=阪神)が、逆転劇の口火を切る豪快な“チーム1号”本塁打を放った。
阪神のドラ1は2点を追う6回、一死無走者で広島の3番手右腕・小林と対戦。2ボール後の真ん中付近に入ったストレートを完璧に捉えた打球は、左中間席に着弾するソロ本塁打となった。左翼手が打球をほぼ追わない確信の一撃。これが井端ジャパンにとって記念すべき初アーチとなった。
1点リードの7回は二死三塁で再び小林と対峙し、1ボール2ストライク後のカットボールを左前へ弾き返し2打席連続打点をマーク。9回に巡ってきた打順で代打を送られ、4打数2安打2打点の活躍でお役御免となった。
1週間前まで阪神の一員として、日本シリーズでオリックスと激闘。第5戦の8回に起死回生の逆転打を放つなど新人最多記録となる日本シリーズ7打点をマークし、38年ぶりの日本一に貢献した。
疲労も残る中、新生・井端ジャパンの一員として代表入り。日本シリーズ同様、再びチームを活気づける活躍に、阪神ファンのみならず他球団ファンからも「味方になると森下は本当に頼もしい」「チームに勢いを与えてくれる選手」「大舞台に強いお祭り男」など、ネット上には虎のルーキーを称える書き込みが相次いだ。