予選の台湾戦でも2回無失点のパーフェクト救援
侍ジャパンの根本悠楓投手(20=日本ハム)が19日、「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」の決勝・韓国戦に2番手として登板。3回無失点4奪三振の好リリーフを披露し攻撃陣の反撃を呼び込んだ。
4回5安打2失点(自責点1)だった先発・今井(西武)のあとを受け、0-2の5回からマウンドに上がった根本。いきなり3番から始まるクリーンアップとの対戦だったが、5番のキム・フィジプを見逃し三振に仕留めるなどテンポ良く3者凡退でゼロを刻んだ。続く6回も先頭から2者連続三振を奪い、前の回から3者連続奪三振をマーク。2イニング目も小気味の良い投球で3者凡退でゼロを重ねた。
根本の好投が攻撃のリズムを生み、4回まで無得点だった侍ジャパン打線は5回、4番・牧(DeNA)の左越えソロで1点差。続く6回も6番・万波(日本ハム)の右翼線二塁打などで一死三塁の好機を作り、8番・佐藤輝(阪神)の中犠飛で追いついた。
根本は3イニング目となった7回、先頭打者のバント安打などで一死二塁のピンチを招くも、後続をピシャリと封じ3回1安打無失点、4奪三振無四球の好リリーフで降板。今大会は初戦の台湾戦でも2回無安打無失点のパーフェクト救援を披露しており、20歳の道産子左腕が再び大舞台で強烈なインパクトを残した。