ニュース 2023.11.20. 18:00

今大会は門脇がMVP!第1回大会でベストナインに輝いた選手は中心選手になっている?

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今大会MVPに輝いた侍ジャパンの門脇誠
 11月16日〜19日にかけて『カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023』が行われたが、侍ジャパンは2017年の第1回大会に続く連覇を成し遂げた。

 今大会では決勝の韓国戦でサヨナラ打を放った門脇誠(巨人)が最優秀選手に輝き、投手・隅田知一郎(西武)、二塁手・門脇、三塁手・佐藤輝明(阪神)、外野手・森下翔太(阪神)、万波中正(日本ハム)が同大会のベストナインを受賞した。

 当時と状況が違うとはいえ、第1回大会でMVPとなった外崎修汰(西武)をはじめ、ベストナインに選出された投手・田口麗斗(当時巨人)、三塁手・西川龍馬(広島)、外野手・外崎、松本剛(日本ハム)、指名打者・近藤健介(当時日本ハム)は、チームを代表する選手となった。

 MVP、ベストナインに輝いた選手の中で、最も活躍しているのは近藤だろう。3度の最高出塁率、本塁打王、打点王のタイトルを獲得し、19年のプレミア12、21年の東京五輪、23年のWBCの日本代表に選ばれ、世界一、金メダルの立役者になった。球界を代表するプレーヤーに成長した。

 MVPに輝いた外崎は同年西武でレギュラーを掴み、翌18年からの西武連覇に主力野手として活躍した。特に19年は全143試合に出場して打率.274、26本塁打、90打点の成績を残し、同年に行われたプレミア12の日本代表に選出され世界一メンバーになった。20年と22年には二塁手部門でゴールデングラブ賞に輝いている。

 田口は17年の大会前時点で巨人で2年連続2桁勝利を達成する投手ではあったが、巨人時代の19年に55試合に登板し、ヤクルトへトレード移籍した21年、続く22年とリーグ連覇に貢献。今季は抑えに配置転換され、33セーブをマークし、第2回大会もオーバーエイジ枠で出場した。

 西川は19年に自身初となる規定打席に到達すると、今季はプロ8年目で規定打席に達して初の打率3割(.305)をクリア。通算打率は.299を残す。松本剛も22年に首位打者となった。

 第1回大会でベストナインとなった選手たちはチームの顔となっている。今大会ベストナインを受賞した選手たちも、数年後にチームの顔、そして球界を代表する選手になることを期待したい。
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