獅子の誇りと力を携え古巣へ復帰!
西武は16日、楽天から戦力外となっていた炭谷銀仁朗の獲得を発表した。
炭谷は平安高から05年の高校生ドラフト会議で西武に1位指名で入団すると、高卒新人51年ぶり開幕スタメンの他、2度のゴールデン・グラブ賞受賞、3度の侍ジャパン選出など長きにわたり西武の扇の要として活躍。
18年にFA宣言で巨人に移籍後も19年、20年の連覇に貢献すると翌21年には金銭トレードでシーズン途中に楽天に加入し、持ち前の高い守備力を活かしてチームを支えてきた。
18年目の大ベテランの加入については20日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも成長株の古賀悠斗に次ぐ存在としての役割を期待しているのではないかと話題に。
これについて出演した笘篠賢治氏は「やっぱり経験値という部分では、古賀にしてもこれからもっともっと増やさなきゃいけないわけじゃないですか。そういった中でベテランの考えだとかを聞きながら」と選手としての力量の他にも若手育成も見込んだと獲得の意図を推測した。
また笘篠氏は続けて「それとやっぱり炭谷君には、言ってもライオンズファンは戻ってきてもらいたい」とファン心理を代弁し、「何年やれるか分かりませんよ、もう36歳になって。ただやっぱりライオンズのユニフォームでという思いがライオンズファンにはあると思う。その声に球団は応えたんじゃないかなと思いますね」とファンの声援が13年を過ごした古巣への復帰を後押ししたと語った。
18、19年に連覇した西武だが、その後は優勝から遠ざかっている他、今季も5位に沈むなど低迷が続いている。6年ぶりに古巣に復帰した歴戦の頼れる女房役は、不振に沈むチームを上位進出へ導くキッカケとなるか。来季の炭谷の活躍に期待したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』