「ヤクルトはのびのびとやりやすい」
このオフに楽天から西川遥輝と、ソフトバンクから嘉弥真新也を獲得したヤクルト。古巣の積極補強に対し、20日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した笘篠賢治氏がその理由を分析した。
まず嘉弥真新也に「とにかく投手力整備。田口(麗斗)が後ろに回ってしまったので、本来その前に投げさせたかったんですけど、後ろがいなかったので田口が一番後ろになった」と昨年守護神のマクガフが抜けた穴を埋めた田口の穴が埋められなかったことに言及。その上で「本来田口が投げていたポジションに嘉弥真がハマってくれると、また更に厚みが増すじゃないですか。そういう意味の補強だと思うんですよ。実績もありますしね」とセットアッパーの役割に期待したいとコメント。
西川には「まだ30歳。いま代打も含めて、川端(慎吾)も青木(宣親)も年齢が上がってしまっている。西川は代打であってもスタメンであってもまだまだ使える部分があるのかなと思いますね。まだ若いので伸び代の部分も含めての補強ですね」と主力の高年齢化も鑑みての獲得と分析。また「移籍してくる選手が、ヤクルトはのびのびとやりやすいとみんな言ってますから。活躍して欲しいですね」と期待を込めた。
かつては“野村再生工場"と言われ、少し前では坂口智隆氏、最近でも田口麗斗を筆頭に小澤怜史など多くの移籍組が躍動するヤクルトの土壌。今回も先人たちのような活躍を見せるのかにも要注目だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』